村上春樹の『1Q84』が、
本屋の店頭からなくなっている。
残っているとしても、
2冊目の「BOOK2」ばかり。
そうか、
みんな、2冊同時に買わないんだ。
2冊組の新刊が出たときは、
僕は必ずまとめて2冊買う。
たとえば、夜中に1冊目を読み終えて、
続きが読みたいと思っているのに手元にない、
そんな悲しい事態を回避するためだ。
でも、そうじゃない人も多いようだ。
たしかにあの本を分厚いから、
2冊持ち帰るのは面倒だろう。
あるいは、
1冊読んでから、続きを読むかどうか判断しよう、
そう思っている人もいるかもしれない。
これが、「1」より先に「2」が売り切れたら、
かなりおもしろい事態だが、
残念ながら、普通はそんなことは起こらないのだ。