飛行機のトイレが苦手なのだ。
狭いからではない。
飛行機のトイレはすぐ行列ができる。
扉の向こうに感じる「早く出ろ」のプレッシャーに、
出るものがなかなか出なくなってしまうのだ。
その点、先日乗ったルフトハンザのエアバスはよかった。
2ブロックあるエコノミーの真ん中にトイレがあるのだが、
それが階下にあるのだ。
階段下りると広いスペースがあり、
そこに5つか6つかのトイレが並ぶ。
待つ人は階段の上もしくは階段に並ぶ。
もちろん並ぶ人たちは「早く出ろよ」と思っているだろうが、
通常のトイレと違い、
自分の扉の前に並ばれるわけではないのでプレッシャーはない。
僕がすぐ出なくても、
どこかが先に空くだろうと思えるからだ。
おかげで快適な空の旅だった。