舞台の本番中、
出番待ちの役者は何をしているのか。
中にはずっと役作りをして身構えている者もいるかもしれないが、
大半はくつろいでいる。
僕も知り合いの役者から、
本番中にメールの返事をもらったことがある。
しかし、テレビでもよく見かける某芸能人の話はさすがに驚いた。
ずっとゲームをやっているという。
しかも楽屋だけではない。舞台袖でもやっている。
主役なので出番は多い。
出番の直前まで舞台袖でゲームをし、
袖に引っ込んできたわずか間にゲームの続きをし、
再び舞台に出ていく。
そんな状態では舞台がおろそかになりそうだが、
切り替えがすごいらしい。
共演者曰く「あの切り替えは天才的だ」
だから、観客の誰一人として、
彼が舞台袖そんなことをしているなど夢にも思わなかっただろう。
それもまたプロである。