ブルーマンを呼ぶ

2011年06月09日 08時11分07秒 | エンタメのかけら

あるラジオ番組の打ち合わせ中、
同席していた代理店氏が、

「ブルーマンが呼べますよ」

と言い出した。

みんな驚いて一瞬間ができると、
彼は得意げに続けた。

「実は一人でカタコトですけど日本語が喋れるんです」

彼はここでいくつかの間違いを犯していることに気づいていない。

ラジオでは姿は見えない。
そこで今まで声を聞いたことのないブルーマンが喋っても、
リスナーには本当にそれがブルーマンなのか、
それとも適当に仕込んだそこらの外国人なのか、
区別がつかない。

そしてそもそもブルーマンは喋っていいのかという気もする。
あくまで無言だからいいのではないか、ブルーマンは。

代理店氏は冗談で提案したのか。
ならば高度な冗談だ。
でも、あの顔を見る限り、とても冗談とは思えない。