お茶、あるいは舌の領域

2018年01月20日 23時58分28秒 | その他のかけら

酒場で、
常連さんが持ってきた高級なお茶をご相伴に預かる。

水出しの玉露。
ワインボトルサイズで8000円(!)

バーテンダー氏が先に飲んで、
「!!!!」
というリアクション。

期待してひと口飲むが…「ん?」
あまり味がしない。

実は飲み方が間違っていたようだ。

今度は口に含み、しばらくそのままにする。

すると…

あ、舌の両サイドに独特の味覚を感じる。

これは旨味だ。
昆布を水出しした時のような味だ。
お茶なのに。

それもさることながら、
驚いたのは味を感じたのが舌の両サイドであることが、
明確にわかったことだ。

舌の領域によって感じる味が異なる、
という従来の説が実が間違いだというのが、
最近の説であるが、
今日のお茶の旨味は明らかに舌の両サイドで感じた。

あれはなんだったんだろうか。

ちゃんと解明してみたいものである。