緊急時の指示の出し方

2018年11月18日 09時08分56秒 | コメディのかけら
路上に人が倒れている。

あなたが第一発見者だ。
まずどうする?

倒れた人の耳元で「大丈夫ですか!」と声をかける。
徐々に声を大きくしながら、何度か声をかける。

反応がない。

呼吸の有無を確認する。

呼吸をしていなければ、
胸部を押して心臓マッサージだ。

同時にやらなければいけないことがある。
救急車とAEDの手配だ。

この頃になると周囲には人だかりができているはずだ。

あなたは言うだろう。
「救急車を呼んで下さい!」
あるいは、
「誰か救急車を呼んで下さい!」

この言い方はよくないと専門家が教えてくれた。
「誰か」と漠然と言われた場合、誰も動かないし、動けない。

だからこういう時は、
「そこ緑の服の男性、救急車を呼んで下さい」
というふうに、
特徴的な見た目の人を探し、
その人に向けて指示を出した方がいいそうだ。

しかしながら…

そんなにわかりやすい服装の人が必ずいるとは限らない。

「そこの黒いコートの男性」

10人ぐらいいそうだ。

「そこの黒いコートのメガネ」

3人に絞り込まれた。

「そこの黒いコートのメガネはげ」

急いでいるとはいえ、失礼にもほどがある。