SF作家の小松左京氏は、
「もし◎◎が無くなってしまったら?」
というIFから始まる作品を多数書いている。
たとえば、
初期作の『紙か髪か』では、「もし紙が消えてしまったら」
『日本沈没』だって、「日本がなくなってしまうとしたら」だし、
『首都消失』なんて、そのものズバリなタイトルの作品もある。
◎◎が無くなった世界を描くことで、
◎◎の重要性が見えてくる…
同様の着想で、
「今、日本から日本国籍をもっていない人、
つまり外国人が一斉に消えてしまったら?」
そんなIFから始まる作品を誰か書いてくれないだろうか。
いかに今、日本が外国人に依存しているか、
見えてくるに違いないと思うからである。