あけましておめでとうございます。
季節はずれの話題ですが。
ゴハンを食べながら父と話していて、どういう話の流れだったか、突然父が言い出した。
「ホトトギスが垣根に来て啼くなんて嘘だと思ってたけど、菅江真澄遊覧記に書いてあるんだな。菅江真澄が東北を歩いていたとき、そういう光景を見たんだそうだ。東北の田舎ではそういうこともあるんだな」
「夏は来ぬ」の歌詞、「卯の花のにおう垣根にホトトギス早も来啼きて」が妙だということは、このブログにしつこく書いている。
けれど、このことを父と話したことなんて一度もなかった。
それなのに、全く同じことを気にして、それを突然話題にするなんて……。
親子だから? あんまりそう考えたくない。
私は父に似たくなかったし、真似したくもなかったのだけど、なぜかやっていることは父に似ている。
ホトトギスにこだわる遺伝子が組み込まれちゃってるのだろうか。
まあそれでも、「え~、そんなことあり得るの?」「信じられんけどあるんだな」「うるさいじゃない」「でもいい声だな」と同じ話題で盛り上がれる同志がいるのは、なかなかうれしいものでした。
同じことを考えていても、菅江真澄遊覧記を読んでいるだけ、父に勝負ありです。
ホトトギスは今頃熱帯の方でお正月を迎えているでしょうか。それとも亜熱帯?
寒くなくていいなぁ。
これに関するこれまでの記事
卯の花の季節(2012年)
ホトトギス、ウグイス、スイカズラ、コジュケイ(2010年)
6月の白い花 卯の花のにおう垣根にホトトギス早も来(2010年)
写真/赤カブの葉を取った部分(色加工済み)
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