今日のニュースは野菜の高騰のことをしきりに伝えている。
知らなかった。
今うちには野菜がありすぎるほどあって、必死というと変だけど、毎日ふんだんに、一生懸命懸命たべている最中。
白菜大玉2個、キャベツ大玉3個、大根3本、ほうれんそう、きぬさや、里芋いっぱい、ねぎいっぱい、かぶ、にんじん、みかん、などなど、などなど。
みんな近所の人や、渥美の親戚にもらったもの。
愛知県の篠島と渥美半島は、舟で行くと近くて、昔は定期船が通い、篠島では渥美から食料品を買っていた。その、渥美から来る食べものが何でもおいしくて、野菜はもちろん、おまんじゅうすらおいしかった、という話を、篠島の人に聞いた。
ほんとうに、渥美の野菜は何もかも甘くておいしい。
カブはリンゴかと思うぐらい甘くて、切って生のままちょっとかじってみると止まらなくて、そのままデザートのように食べてしまう。煮るのが惜しい。
また、ほうれんそうの甘いことと言ったら。これが野菜なんだろうかと思うほどの甘さです。
絹さやもしかり。そもそも、わが中津川の家の周りではすべての植物がちじこまってかじかんでいるにもかかわらず、渥美ではこの時期に路地で立派な絹さやが採れるということに驚いてしまう。
里芋は、ふにゅぅ~、むにゅ~、とろ~、として、口の中で溶けるようなおいしさ。
キャベツはこの時期、「硬いの」と「軟らかいの」と両方もらいました。軟らかいのは春キャベツだと思います。
そういうわけで野菜は買わずに済んでいる……でも、かぼちゃなど買ってしまったのですが……お金を使わないで済むし、おいしいし。ありがたいことです。
お正月に渥美に行ったら、親戚の人たちはもう仕事していた。休みはないのです。本当に仕事が好きで、女の人でもキャベツをトラックに積みおろしして、せっせせっせと働いています。
そして、換金作物はキャベツと花ですが、家で食べる(および、親戚に配る)野菜をほとんどすべて自給していて、その様子がいとも簡単そう。簡単ではないはず。能力と努力に頭が下がります。いつまでこの恩恵にあやかれるのだろう。農家の親戚はあったほうがいい!
写真/恵那市山岡の糸寒天干し。夜明け前。空気が青い。
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