山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

キクザキイチゲのあるところ

2013-04-23 | 植物

一体どれだけ寒いのでしょう。
寒波は日曜日がピークかと思ったら、今日も午後からどんどんどんどん冷えていっています。体、こおりそう……。
昨日鍼で「風邪入ってますね」と言われたばかりなのに
また寒さに当たってしまった。

先週、長野県の方にお花見に行った。
桜は満開でとても見事だったのだけど、その林床にキクザキイチゲがたくさん咲いていることの方に感激。
みんな上を向いている横で下を見ている私でした。

少しはずれのほうには、キクザキイチゲとヤマエンゴサクとニリンソウの群落。
キクザキイチゲのあるところにはいつも、この2種がある。
いつも一緒にいる。
ほかにカンゾウもたくさんあった。


いつも一緒に現れる植物がある。
ウラジロとコシダは同科同属。似たもの同士で一緒にいるのかな、と思う。
けど、似たもの同士は棲み分けるっていうこともあるので、似てるから一緒にいて当然と言い切るわけにもいかない。

シデコブシとハナノキ。

メリケンカルカヤとスミレ。メリケンさんは外来種なので、昔から一緒にいるわけではないが、スミレはよくメリケンカルカヤやチガヤが刈り取られた後の春の草原にうもれながら咲いている。まるでかさかさしたメリケンカルカヤで防寒しているように見える。

栗とカタクリ。駄洒落じゃないですが。

栗のことを言うなら、柿とミョウガ。これらは人が植えるものなので、一緒にいないと生きられないわけではないですが。

ほかにもたくさんあります。
単に好む環境が同じだから一緒にいるというのではなく、約束したかのように一緒にいる感じがするものたち。きっと何か秘密の約束があるのです。


写真上/キクザキイチゲ 写真下/ヤマエンゴサク

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