タイムスリップしたかのように看板のある家。
山里の古い小集落で。
このあたりは、集落と集落を、少し細くて曲がった道が結んでいる。
細くて曲がっているから、古くからある道だと分かる。
この看板、今も有効だろうか?
看板に気を取られて、ここで塩と煙草を売っているのか確認するのを忘れた。
むしろ私は、家の前から裏手へと人を誘導するように咲く、オレンジ色のマリーゴールドを見ていたのだ。
家主の心映えが分かる。
マリーゴールドはこの色のものがやや自生的に毎年種から咲くようだ。
塩と煙草と郵便を扱う家は、昔は名士であり、集落の中心的存在だったのだろうかと想像する。
写真/長野県で 10月下旬
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