別の参考記事
前の記事 赤マムシ入荷の不動滝直売所 の続きです
一升瓶の中に5センチぐらい水が入っていて、マムシが瓶の中でうねうねしています。
マムシは死にたくないので水没したりはしていません。
瓶には木の枝で栓がしてあるけど、ぴったりした栓ではないので空気が入ります。
こうして1週間ぐらいおいておくと、マムシが糞を出すので、そうやってきれいな体になったら、水を捨てて焼酎に漬けるのだそうです。
糞を出さないと臭くなります。
マムシが怪我していると腐ってしまうので、マムシに傷がないことが大事。
また、薬草の大家村上光太郎先生に聞いた秘伝の技は、花のついたオトギリソウを10本ぐらい入れると、においがなくなるということ。
オトギリソウ自体にも薬効があって、オトギリソウだけの焼酎漬けでも何かと効くぐらいだから、マムシ+オトギリソウで怖いものなしの薬ができる?
しかし、その場にいた地元のおじちゃんおばちゃんに、マムシ酒の作り方をいろいろ聞くと、まあみんな、男も女も話す話す! 誰もが語れます。山里力150%の中野方です!
一人のおばちゃんは、マムシ酒をごく微量、サイダーに入れて熱を出した子どもに飲ませたら、すぐに熱がひいたそうです。知恵ですねぇ。
でも、漬けてから3カ月間はマムシの毒が消えていないので、飲んではいけないそうです。
マムシはおとなしいので、飛びかかるといってもせいぜい30センチ。それより長い棒で押さえつければすぐ捕れるとか。
そうきくと、なんだかおとなしいマムシが気の毒です。弱い者いじめみたいです。もっと対等な立場で闘ったほうがいいのではないか?
(ってどんな立場?)
瓶の中でもがいていたマムシさんに同情したわたくしでした。
それにしても、マムシが捕れたといって瓶に入れて持ってくる人がいるのが可笑しい!
でもって受け取る不動滝直売所も可笑しいし。そもそも農産物直売所でしょうが!
瓶にバーコードつけられそうになってました。
で、こんな生のマムシを買っていく変な人がいるのかしら。
と思ったら、E子が買ってました(爆)。
で、ラベルの「赤マムシ」の右に「N野E子 売約済み」ってでっかく書かれていた。
値段もそのとき決めていた。
ちなみにE子は若い娘です。
さすがに東京まで持って帰る勇気はないらしく、焼酎漬け加工をオプションで注文してました。
こんなのこのままぶらさげて名古屋駅通過して新幹線に乗ったりしたら、危険物持ち込みでつかまったりするんでしょうねえ。
試しにやってみてほしかったなぁ。
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