山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

鯨とともに生きてきた人々

2012-01-14 | 
2年ぐらい前にNHKで放映されたドキュメンタリー2本を、見直してみた。
どちらも、子どもが父の姿を見て、その生業の技を会得し、一人前になろうとする姿を描いたもので、感動作である。
1つは、「天涯の海に少年は育つ~銛一本で生きる~」(インドネシア)
もう1つは、「少年レウィー~命あふれる海で育つ~」(ミャンマー)

同じように、銛を持って海に飛び込み魚や鯨を獲る、すさまじい漁をしている。
同族ではないけれど、きっと祖先を同じくする人たちなのだろう。インドネシアの番組の人たち(ラマレラ村の人)は、インドシナのほうから海伝いに渡ってきた人たちだとされている。

ラマレラは、インドネシアのほぼ最東部の島にある村で、そこの人たちは
最後の捕鯨民族と言われている。
捕鯨反対の白人の人達は、この島にも行っているらしい。

関連した本を読んでいる。1990年代のラマレラの捕鯨の様子を書いたもの。
漁についてのものすごい知恵と勇気を持った人たち。
船団で鯨を追い、リーダーが鯨に体当たりし、船は転覆ほぼ必至、全員海に落ちてから海に浮かび、ほかの船に上ってからも、みんなで鯨と闘い続けるという、壮絶な漁のようすが描かれている。
自然の中で生きていくためには、知恵と勇気が絶対に必要なのだということが分かる。

和歌山で捕鯨反対に乗り込んでくる外国の人たちをニュースで見て
まるでテロリストのようだと思った。
そうしたら、実際に、エコテロリストと呼ばれているらしい。

10日ほど前、また活動を始めたというニュースをやっていた。

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