愛知県、伊勢湾と三河湾が出会うところに、篠島が浮かんでいる。
遠く奈良時代ごろから(記憶確かではない)、海をわたって伊勢の神宮に鯛を奉納していたという。
海路で行けば、伊勢は目と鼻の先。
それが今も続いている。鯛を奉納するのは年に3回。
そのうちの秋のときには、漁協主催で「おんべ鯛祭り」をとりおこなう。
神主さんが来て鯛に祈りを捧げ、舟数隻に白装束の島人が乗り、伊勢へと出発していく。
「大一御用」は神宮にものを奉納するとき掲げる旗で
私の住むところに近い木曽・裏木曽からは、ヒノキの巨木を奉納するときに掲げている。
それが、篠島では、一文字目が「大」ではなく「太」になり「太一御用」であるのが特徴。
毎年10月12日。今年は連休と重なった。
写真/愛知県篠島 2015年10月12日
にほんブログ村