山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

寒天干し

2013-01-09 | めぐる季節と自然

雲一つない青空。昨日も天気がよかった。ここ数日好天。
朝はとても寒く霜が真っ白に降りているけど
午後の明るさには驚く。3時過ぎ、日差しが白々として
光はすっかり春のきざし。

旧暦でも春は立春(2月4日)からだから、1月上旬の今は、冬ど真ん中なのだけど
夜明けも早くなってきている。

うちの東の窓に日が当たり始めるのは7時半か8時ごろだから
それまでは明るくても雨戸を閉めている。熱が逃げるので。
雨戸を木のものに変えたので、ストレスがなくなった。以前はアルミで
ぎらぎらして、家の中から見た感じがいやだった。日が差してきて雨戸を開けると
植木が真っ白になっている。

こんな寒い気候を利用して、寒天は作られる。
てんぐさは暖かい海にあるのに、それから作る寒天は寒い地方でできるのだから
面白い。もっとも、それは乾物としての寒天のことであって、乾物にしないで直接食べる寒天は、お湯で煮るだけでフリーズドライする必要がないから、どこの地方でだってできる。

雪国では冬に湿気が多いので、普通に風で乾かす乾物は作りにくい。そのため塩蔵が発達するが、乾かす場合には、フリーズドライの技を使えば乾かすことができる。

写真/恵那市山岡町の糸寒天干し

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