山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

イネ科の草の冬姿

2015-03-02 | 植物利用

2日前から花粉症。今日はとくにひどい。よく晴れて、風が強い。
名古屋では風が吹く。昔はそれを普通だと感じていたけど、長く中津川に住んでいると、この風に少し驚く。中津川ではめったに風は吹かない。しかし神戸にいたときは本当に風の強い日がよくあったものだ。
そして名古屋では空が青く澄み、空気が乾いている。この空の青さも名古屋のもの。
スギの木なんて見ないのに、花粉症はしっかりやってくる。どこから飛んでくるのだろう。

河川堤防でノガリヤスのような感じのイネ科の草を発見。最初、よく見るチガヤかなにかだろうと、気にもとめていなかったのだけど、よく見たら穂がチガヤではなかった。
ノガリヤスは涼しげないい草で、ポール・スミザーさんは庭づくりに取り入れている。自生はそんなにざらにあるものでもない。希少というほどでもないけど。この草はノガリヤスだとそのとき思ったのだけど、ノガリヤスは株になる。そして、生育中は直立する。倒れない。この草は株になっていないようだし、倒れかかっているので、違うように思えてきた。
いずれにしても、涼しげできれいな草だと思う。葉の光沢が白く光るのも浅い春が感じられていい。

漢字で書くと野苅安。野のつかない苅安、カリヤスはススキを小型にしたようなもので黄色の染料になる。八丈苅安というのもあり、それはコブナグサの別名でやはり黄色の染料になる。野苅安ももしかして黄色が出る? あるいはカリヤスが野にある感じだからノガリヤス?

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