山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

真っ赤な実に白い小さな泡が入っているようなグミ

2021-06-23 | 植物利用

朝、散歩に行こうと玄関を開けたら地面に赤いものが1つ。

誰がこんなところにミニトマトを置いたの? と不思議に思って、ふと上を見上げたら

グミがたくさんぶらさがっていました。

今日まで全然気づかなかった。花にすら。グミの木があるなあとは思っていたのだけど。

不思議なのは、すべての実が同じようになっていること。まだ青いのとか、小さいのとかはなくて、全部熟し具合が同じなのです。

そうして考えてみると、梅なんかも比較的同時に熟す。まあ4、5日のずれはあるかもしれないけど、1日のうちに全部梅採りができる。キイチゴ(モミジイチゴ)は順次実っていく。日ごとに次々と実が熟していく。だから1本の木から一度にたくさんは採れないけど、長期間なっている。

これは花が順次咲いていくことときっと関係しているのだろうと思うが、

花の時期について考えると、桜などは1週間ぐらいのうちに全部の花が咲く。梅は寒い年なら2週間ぐらいかかって次々咲いていく。

梅については、花の時期のずれが大きくても、実る時期のずれはあまり大きくないということだ。

 

グミの実、透明がかった赤色の中に、白い細かい泡がはじけているように見える。サイダーみたいに。こんなに美しいものだったとは。

食べてみたところ、ちょっと酸っぱいけどおいしい。今日のデザートはこれで決まり。高いところのははしごがないと採れない。ちょっとすずなりとは言い難いけど、これだけあれば十分。

グミのジャムってできるのかな。できないということはないだろうけど、あまり聞かない。もしすずなりになる年があったら、ジャムにしなければ食べきれないだろう。


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