篤信者
源左が18才の時、父は急死した。臨終に「おらが死んだら親様をたのめ」と遺言。死とは何か、親様とは何かと考えあぐねた。
半年後頃から檀那寺にも聞法に行き、本山参りもした。十余年が過ぎ、30才の頃刈草を牛に「負わせよとしたら、ふいっと分からせてもらったいな。---これがお他力だわいやあ。ああ、お親さんのご縁はここからかいなあ」。妙好人源左の誕生である。
妙好人の多くは浄土真宗の熱心な信者で、地元や本山の僧侶の説法を聞き倒したほどの人々。という。篤信者。
「浄土真宗は仏教なのか?」この本を私に紹介された方は宗教について時に触れて考えられている。私は月に2回程度、軽いスポーツを共にして、彼と談笑する。仏教との関わり方を互いに「私は---」と軽く表現した。そして読まれた本の中から幾冊か持参され目を通すきっかけになった。
藤本晃住職の書かれた本だが、私にはレベルが高すぎるよう。妙好人と呼ばれる在俗の篤信者がおられることを知ることにはなった。
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