埼玉県久喜市 岡田 孝道 会社顧問 70歳 平成23年9月25日 朝日新聞 男のひといき
父母や儀父母に喜んでもらおうと、妻とプレゼントを選ぶのが、これまでの敬老の日の楽しみであった。送った後、「ほしかったものだった」と電話があると私たちも「よかった」と安堵することが年中行事のようになっていた。
親3人が次々と逝き、最後に義母が4年前に亡くなり、敬老の日に贈り物をすることもなくなった。
ところが今年の敬老の日の朝、我が家に宅配便が届いた。結婚した娘からで、開けると表にリンドウの絵と「いつまでもお元気で」の添え書きがあった。そういえば私も70歳。自分では全く老人という気はなく、まだ仕事に出て、地域の卓球やダンスのサークルで遊び、短歌や川柳を作って投稿して楽しんでいる。老いたとの意識はなかったが、それ相応の老人に見えるのかと少々ガッカリした。
しかし、娘が親を思う気持ちをありがたく受けることにした。早速、娘にお礼の電話をと思ったら、夫とバリ島に遊びに行っていると妻が言う。出発前に、敬老の日に着くようお店に頼んでおいてくれたらしい。南の島に向かって「敬老の日の初めてのプレゼントありがとう」とお礼を言った。聞こえたかな!
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ほっと、ユーモア!
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