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新首相誕生に

2020-10-03 20:58:29 | 社会・平和

 民主主義とは

 先日新首相が誕生した。新閣僚も顔ぶれが揃った。今年は戦後75年目にあたるが、戦後の日本は民主主義国である。一議員に戻った、前安倍首相は諸外国を訪問した際、「共に民主主義国であることを称え、共に大切にしよう」と合言葉にされていた、このように記憶している。

 首相が代わるこの機会に、日本の政治体制について少し復習したい。国会中継などを見ていると、自分の理解不足を感じてしまう。少しでも理解が深まるようにと思ったところである。 民主主義とは「みんなのことは、みんなが話合って決める」ことを言います。 政治とは、意見が衝突したり、利害が対立したりする。それをうまく調整して、平和で安全な社会秩序を維持しようとする活動を言う。日本の議会制民主主義では意見が異なった場合「多数決」によって決め、集団の意志とする。

 日本の選挙とは4つ原則に基づき実施され選ばれた議員が国会で討議する。原則とは普通選挙、秘密選挙、直接選挙、平等選挙。誰がどの候補者に票を入れたかを公表しないのが、秘密選挙です。 国家とは、国民・主権・領域(領土など)の3要素を持つ。他国の干渉を受けない権力を主権という。また国家は軍事・警察権、刑罰権、裁判権、徴税権といった強制力(国家権力)を持つ。 法の支配とは、国家が国民を無視して権力の濫用をすることが無いように、権力を法によって拘束することを指す。民意が無視されず、国民に主権があることが、重要なことだから。憲法が最高法規であること、人権保護、適正手続きと内容の公正さ、の3つが主な内容。国家権力が国民の人権を侵害することを防ぎ、立法権を濫用できなくすることで民主主義は実現します。 三権分立とは権力が一つに集中して暴走することを防ぐため、立法権、司法権、行政権の三つに分けています。それぞれ国会、裁判所、内閣が保持します。この分立により、国が民意を無視して暴走することを抑制できるので、民主主義の実現にはなくてはならない概念です。

 民主主義の問題点はあります。1、少数派の意見が政治に反映されない可能性がある。2、国民に選ばれた個人や政党が実権を長く持つことで、独裁制のようになってしまう可能性がある。言い換えると、「国のことは国民の意志で決める」という民主主義の原則とは違う結果となることがある。3、日本の投票率は50%程度と低い。4、女性の国会議員数が少ない。5、「世界報道自由度ランキング」(2018年度)67位  「人の支配」(絶対君主などによる)を排除し、権力者を法で拘束して、国民の権利・自由を守ろうとする、法律に基づいて政治を行うことである。6、もう一つ、EUを離脱した英国は国民投票を行い、ポピュリズム(大衆に迎合)により批判をあおり、票を勝ち取っている。ネット(主に政治ドットコム)を参考にしました。

 結論として、「みんなのことは、みんなが話合って決める」という民主主義。みんなが同じようにしっかり考えて、しっかり話合って決める。「しっかり」と言っている「考えること」、「話合うこと」、そうした2つの努力をして「多数決」で決める。この手順を一歩一歩辿ることが大切だと理解できた。


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