浄化槽の維持管理
私は浄化槽を使いその管理をしています。装置化の際に管理が上手くできると、経費の面で大きい処理場での処理よりもすぐれていると教わりました。
装置の管理はA「保守点検」B「清掃」C「法定検査」を適切に実施することによりおこなわれる、と説明されています。しかし、このA+Bを年に3回程度行い機能の維持を図り、年1回Cにより機能維持を確認する。そしてD「汚泥の引き抜き」は汚泥の量が『満杯』になる前に行う。そのためDの周期は浄化槽負荷の多寡によって変化することになる。
ところが、説明ではAを年3回程度行い、BをDと共に年1回、そしてCはBの後に年1回行うとされています。いつからなぜこのようにしたのかを調べました。
環境省の浄化槽サイトに浄化槽Q&A(回答集)がありますが、そのA.03に(---、通常実施される年1回の清掃以外に必要となる汚泥の引抜きや清掃時期の判定、消毒剤の補充といったことを行います。---。)と表現されています。ここではDは年1回ではなく別扱いされています。次にA.06に(---。そこでスカムや汚泥を槽外へ引き抜き、附属装置や機械類を洗浄したり、掃除する作業が必要です。「清掃」とはこのような作業のことを指していますが、---。)とあります。「清掃」の説明ですが、ここでBにDを含めて扱っています。
このQ&A(回答集)ができる前からと時期は分かりました。但し故意になされたものか、偶然になったものかは不明でした。「汚泥の引き抜き」にはバキュームカーを浄化槽の側に持って来ることが必要です。従って、Dが半減すれば、バキュームカーやその運転機会も半減でき、ガソリン使用量も半減できる。このことは節税にも影響するのではないでしょうか。
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