火
戦後間もなくに生まれた者には、火は珍しい物ではない。私は兄弟と交代してお風呂沸かしをしていた。1年間には150回以上当番をしたことになる。火は焚き付けが難しい。マッチにより点火し新聞紙などに移す。少し強くなった火勢により小木へ。そして割る木へ。こうして風呂は適温になる。
バングラディシュのある島へ船で医療団が行くというテレビ番組が4月1日にあった。滞在は約半月、フランスの医療団も同行するものだった。およそ3000人の患者を治療するとか。一部の患者には手術後しばらくして、リハビリまでを施す。火傷の患者が多く、負傷後の処置が悪くケロイド皮膚により引かれて骨がいびつに曲がっている症状も多い。
これらの火傷は、子供のときに竈に手を入れる、熱湯がかかるなどが原因。親が目を離した時の事故だ。ここでの生活には火は欠かせず、毎日使用して、大人になるまでには取扱いにも精通する。
一方、日本の場合、多くがオール電化であり、火を使う場合にも一発点火のプロパンガスだ。従って、災害が起こり孤立する場合などには、経験のない人が、火を取り扱うことになる。本人もだが小さな子供は多く火傷をするだろう。改めて火を意識した。
子供たちとは努めてバーベキュウなどして、火と親しむことにしよう。
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