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不安の管理方法 その3 まこりんさんへ

2007年07月20日 | 心理療法ハッピーライフ
不安の管理方法 その3 まこりんさんへ


2007年7月20日(金)
ハッピーライフ 矢野裕洋


そう言えば、
先月掛った帯状疱疹に関して思い出しましたが、
33~34才の頃、東京で最初の帯状疱疹をしました。
その時、診てもらった当時40才前後の皮膚科の医師は、
「30代前半で帯状疱疹になる人は必ず40代でもう一度帯状疱疹になる。」
と私は予言されていました。
見事に予言は的中しました。
帯状疱疹を一生で二度する人は百人に一人くらいなのに(驚)。
今回、掛った皮膚科の先生60代過ぎ?にこの事を話したら、
「そういう事は聞いたことはない。」
と言われました。


さて、不安の管理方法の1と2は覚えて頂いていますか?

必要性の弱い、備えられない不安の対策ですよ。

分かりますね。


人によると、有り得ない不安、にさいなまれている人がいます。

例えば、
「自分の意思と関係なく、勝手に体が動いてビルの屋上に行って飛び降りるのではないか!」
とか
「自分が好きでもない人を自分の意思とは関係なく好きになってしまうのではないか!」
とか
「宇宙人にさらわれてしまうのではないか!」
などです。

第三者から見たら、
「バカな事を考えている。」
という事になりますが、
本人はとても真剣に悩んでいます。

第三者から見たら、バカみたいな悩みですが、本人は必死でこの不安に備えようとするのですが備え方が全く分からないので、うつ病になったり、自損行為に走る人もいます。

備えられる不安は備えれば消えますが、備えられない不安は十分備えたらこれ以上備えてはいけないのです。
そして、若しもの事が有ったら、その時に対処しましょう。
場合によってはあきらめるしかないのです。
しかし、安心して下さい。
99.999999パーセント、若しもの事はありませんから(笑)。

上記の悩みの人に、
「自分の意思以外で体が勝手に動いた事は何回ありましたか?」
「自分の意思ではないのに心が勝手に動いた事は何回ありましたか?」
「宇宙人に会った事はありますか? 宇宙人は本当に人をさらうのですか?」
などと聞くと、
「今までに一度も自分の意思以外で体が動いた事はない。しかし、そうなったら怖いのです。」
「自分の意思以外で心が乗っ取られたような事は一度もありません。しかし、そうなったら怖いのです。」
「宇宙人に会った事などありません。宇宙人が人をさらうかどうなど知りません。しかし、さらわれたら怖いじゃないですか。」
と答えました。

自分を客観的に見て、第三者になりましょう。
第三者になると、今まで見えなかった色々なものが見え始めますよ。
今までの、本当に苦しい悩みが、第三者になると、何と馬鹿げた悩みだと見え始める事もありますよ(笑)。

そして、
備えられない不安は十分備えたらこれ以上備えてはいけないのです。
そして、若しもの事が有ったら、その時に対処しましょう。
場合によってはあきらめるしかないのです。