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恥ずかしいと怖いは違う

2007年07月24日 | 心理療法ハッピーライフ
恥ずかしいと怖いは違う


2007年7月24日(火)
心理療法ハッピーライフ 矢野裕洋


対人緊張症の人は恥ずかしいと怖いを同じ意味にしています。

例えば、本当の話ですが、
会社の朝礼で緊張してどもって社訓を上手く言えなかった事を怖がり会社を辞めてしまった人がいます。

では、対人緊張症の人は何故恥ずかしいを怖いと同じ意味にしているのでしょうか?

一つは子供意識です。

子供は親に育ててくれなくなると生きて行けません。
ですから、親から、
「こんな恥ずかしい子は家の子供じゃありません。」
のように言われる事は怖い事です。

しかし、大人になると自分の力で生きて行けますから、恥ずかしいと怖いを自然に分離して来ます。

分離が上手く出来ていないのが最初の理由です。


二番目は、先日書きました、太陽が東から出て西に沈むという絶対的な真理と人間が作った生きる為のルールを混同している事が考えられます。

恥ずかしい、という感情は人によっても大きく違いますし、年齢によっても変わります。
良く考えると、恥ずかしいという感情も怖いという感情と同じくあやふやな感情なのです。

恥ずかしいという感情は、人の中で生きる知恵、昔では村八分にされない為の知恵のようなもので、太陽が東から出て西に沈むという絶対的な真理ではないのです。

恥ずかしいと怖いは違います。