熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

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作品 文章 写真 販売品

「国際脳スポーツフェスティバル」は中止の模様

2013-08-03 19:10:47 | 文章
先にお知らせしました「国際脳スポーツフェスティバル」は、中止の模様です。
ハッキリした理由は、分かりません。

取り急ぎ、お知らせいたします。
なお、先日の記事は、削除しました。
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油の付け過ぎは厳禁

2013-08-03 05:45:14 | 作品
8月3日(土)、晴れ。

昨日の夕刻から、俄かに爽やかな空気に変化。
今日は気温が高くても、カラッとして過ごし易い気候になりそう。

ーーーー
水無瀬神宮に残る兼成筆「八十二才」の駒。
アップ映像に対して、先日の田中さんからコメントをいただきました。
「思っていたほど、古い感じはしない・・」との感想。
その通りだと思います。
「田中さん」は多いのでどのタナカサンかは分かりませんが、嬉しく。

ところで、あの駒は良く見ると、幾分使われた痕跡があります。
それは多分、作られてそう経っていない頃ではないかと思っています。
以降の三百何十年間は、ほとんどは暗闇の箱の中にあって、光を浴びていない。
勿論、人の指(指の油)からも遠ざかっていた訳です。
その結果、駒は、あたかも数十年前に作られたもののように感じられたということ。

この水無瀬駒ほどではありませんが、これに近い経験を何度かしています。
例えば、昭和初期に作られた「龍山作」の駒。
随分前になりますが、四国のある新聞社会長のお宅を取材訪問した折のこと。
押し入れに仕舞われて、全く使われないまま半世紀を経た「龍山作」。
ワクワクしながら、ソーッと駒箱を空けました。
立派な駒箱の中から出て来たのは、ついこのあいだ、出来上がったばかりと見紛うような駒でした。
その「新しいのと変わりないような木肌色」に感動。
もっとも、厳密に言いますと「チョッと枯れた感じ」ではあります。

しかし一度でも油拭きすると、その枯れた感じの木肌色は、たちどころに「飴色」に変化するでしょう。
同様なことは、誰の手にも渡っていない古い無垢の駒でもありますね。
初めて、僅かに油を含ませた布で拭く時は感動的。
これは、一度のみ。
誰の手にも渡っていない駒でしか味わえない瞬間です。
それを手にした人のみに許された特権でもありますね。

猶、ことわっておきますが「油の付け過ぎは厳禁」です。

ーーーー
ほぼ完成の「中将棋駒」と「南帝無双」。

「中将棋駒」。
レギュラーサイズの「水無瀬兼成筆写」。
材は薩摩ツゲの柾目。
裏は「朱」文字で誰でも分かりやすく。




「南帝無双」。
彫り埋め仕上げ。
材は御蔵ツゲの杢。






コメント (2)
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駒の写真集

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