熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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逆戻り

2013-08-06 05:14:56 | 文章
8月6日(火)、雨模様。

本当の夏がやってきたかな。
と思っていたら、そうでもない空模様。
逆戻りの昨日今日。
皆さん、本当に今年の夏はどうなっているのでしょう。

ーーーー
「古水無瀬」のニセモノが出回っているとの連絡をいただきました。
ソレニシテモ、世の中ニセモノの話は尽きませんね。
「何でも鑑定団」にも、ニセモノの多さには、あきれるほどです。
書画などは、落款まで真似て書く。
駒の場合は、そのようなことは比較的少ないとしても、作者名は堂々と自分の名前を入れる。
これは、自分はこんなニセモノも作っているのですよと、恥ずかしもなく言っているのと同じ。

以前「守破離」ということ書きました。
「守」は、手本を真似たり、指導者の教えに近づこうとする。
誰かの作品を真似て作る。
作って、勉強する。
それは良いでしょう。
誰でも経験する事かと思います。

しかし、それを誰かに売ったり買ったりすると、話は違ってきます。
こっそり手放しても同じでしょう。
ニセモノとは意識していない人も多いかもしれません。
それが問題。
手放した途端、自分の作品がニセモノに変化するのです。
それが結果的に「恥ずかしいことになる」と言う思いに至らない。

そのことに、気が付いているのかどうか。
多分最初は、チョッと心めたいと思っても、慣れると悪いことだとは思わなくなってしまうのだろうか。
まあ、悲しいことはモラルの低さ。
駒の世界の民度が問われる問題でもあります。

コメント (2)
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