ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

少年たちの声

2008-09-12 00:40:37 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、「少年の主張・塩谷郡大会」に出席した。

郡内の中学校を代表して、夫々8名がスピーチする。
家族の病気や死、友人との諍い、スポーツなどの体験から
感じたことや学んだことを5分間で発表する。

どの子も皆、素晴らしいスピーチであった。
テーマも内容も話す態度も立派で、練習のあとがよく窺がえる。
とくに、8名のうち7名が女生徒ということには
日本の近未来を垣間見るような思いもした。

彼らのスピーチを聞きながら
ふと、自分自身を振り返ったりもしていた。

自分が中学生のときはどうだったか・・・・・・
どんなことに感動し、なにを考えていたか・・・・・
お恥ずかしいかぎりである。
なんの考えもなく只ぷらぷら遊びほうけていただけである。
スピーチの経験などさらさら無く
その延長で、青年時代は対人恐怖症と赤面症に悩んだ。

ところが35歳のとき、
ある重大な出来事(
ぼくにとっては)をむかえ
「江川ひろしの話し方教室」に入学することになった。
3ヶ月間の初心者コースであるが
新宿まで通いながら話の上手になる秘訣を期待した。
免許皆伝を夢見て、一度も怠けずに通いつづけた。
その甲斐あって、スピーチ大会で優勝し
中級コースの授業料免除という特待生に選ばれた。

しかし結局のところは「習うより慣れよ」ということで
魔法の秘訣などなにも無いことを知らされた。
それでもそのときの経験が
その後のぼくに大きな支えとなったのは確かである。

   
なつめ熟れ館主ひとりの美術館