猫たちの移住大作戦がほぼ完了した。
屋敷に残ったものたちの名をあげると
一番の暴れん坊ポール
(父親に追い出されたが一年後逞しくなって戻ってきた)
時々ポールといがみ合っている弟チーコ
(小柄なくせになかなか気が強い)
美形母娘のミカンとトト
(母親は少々弱視気味 じっと見つめてくる瞳に不憫さを覚える)
唯一、足元に来てじゃれる甘えん坊のクロ
(黒豹のように精悍な姿をしている 赤い首輪を付けてやる)
とても小さな耳をしたおどけ顔のミミ
(他の猫たちへよく面倒をみている姉さんタイプ)
世間の事情がよく判っていないジージ
(だが雀捕りの名人 子どもだと思って雀は油断している)
一番小さく のらくろにそっくりのナツメ
(はじめて見つけたのがナツメの樹下で、最もチャーミング)
以上、八匹になる。
これならぼくにでも名前と顔が一致できる。
つぎにやることは避妊手術である。
可哀想とも思うが、勢力争いなどでお互い傷つけ合わずに
おだやかに暮らしていくためには
この数をキープしなければならない。
放っておくと半年後にはまた殖えてしまい
堂々巡りになってしまう。 急がなければ・・・・・
その点、獣医が近所に住んでいるというのはとても便利だ。
きのう、,獣医が自分で釣った鮎を
その奥さんが瑞々しいナスを沢山届けて呉れた。
こんなことは初めてである。
そら耳か風か遙かにつくつくし