インターアクトクラブの高校生たちが
タイ研修旅行の報告に我がロータリークラブを訪れた。
参加者は七名。他に引率の先生が二名。
男女共学であるにも拘わらず総て女生徒ばかりである。
スライドに沿って彼女たちが交代で説明してくれた。
はじめての海外ステイでとても楽しい体験をしたようだ。
と、まあ そこまでは取り立てて言うべきことはないのだが
ビジター紹介の段で、当クラブの会長が
一人づつ名前を呼んで紹介した際に
彼女たちから返事が無い。
七名とも座ったままで、うんともすんとも無い。
先生もそのことに無反応、
これは一体どういうことだろう!?
そこでぼくは又、余計なことを言う羽目になってしまった。
「今日ハ 黙ッテナ」
出掛けには女房からいつも釘を刺されているのに・・・・
「みなさん、名前を呼ばれて返事しないのは
幽霊か透明人間です。
犬や猫でさえ呼ばれたらワンとかニャンとか返事します。
みなさん、みなさんは幽霊ですか?」
及ばずながらも、一応ぼくはこの町の社会教育委員、
みすみす黙っているわけにはいかない。
苦言を呈するのは大人の責任でもある。
家庭でも学校でもほったらかし、
子供たちを責めることはできない。
最も初歩的常識が教えられていないことに問題がある。
インターアクトクラブとは、
奉仕と国際理解に貢献し、世界的友好精神のなかで相共に活動
する機会を青少年に与えるために結成された組織。
主に高校生を対象として各地域のロータリークラブが支援援助している。
とろろ飯さきの法話は忘れけり