ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

直感という我流

2007-05-21 14:31:52 | 日記・エッセイ・コラム

戴いた竹の子があまりにも美味しいので
昨日は、その里山の竹やぶまで出かけて行って
5本ほど掘ってきた。
腐葉土の柔らかな土なので楽に掘ることができる。

そこで今日は
「竹の子と鶏肉のクリーム煮」を作る。
興味ある方のために我流ですがレシピを紹介します。

 材料
  ① 鶏の胸肉(皮付き)
  ② 竹の子(あく抜き)
     玉ねぎ にんじん にんにく 月桂樹の葉
  ③ ホワイトクリーム(缶詰) 牛乳 水 白ワイン
     チキンブイヨン(顆粒)
  ④ 生クリーム バター
  ⑤ オリーブオイル 塩 胡椒 
 調理
    あらかじめ鶏肉に日本酒を振りかけておく(臭みをとる)
  1、鍋ににんにく一片と油をひき、鶏肉を皮目から焼く。
  2、②を鍋に加え、ざっと炒め白ワインを振る。
  3、③を2の鍋に加えしばらく中火で煮込む。
     〈ここからは焦げ付きやすいので注意〉
  4、仕上げの前に④を加え、塩・胡椒で味を調える。


*それぞれの分量については、その都度直感に任せています。
定義を守ることは大切だが、直感による独創性も料理には大事です。

    竹の子の節目節目に夢の跡   
やす
 
  


夏の朝

2007-05-19 19:44:41 | 日記・エッセイ・コラム

腰痛治療を受けるため
今朝は早起きしてA病院へ。

仙腸関節の歪みを矯正する療法で
腰痛の多くはその仙腸関節に原因があると言われている。
薬物や機械類は一切使わずに、指先で静かに調整するだけ。
いささか物足りなさを覚えるが
治療を受けるようになってからは
あのひどい痛みは起きていない。
尤も、鍼灸も並行して受けているので
こちらの効果も無視はできないが。

四方を山に囲まれた山間の町。
昔は鉱山で栄えたところ。
山崖には藤の花がしだれ
峠をこえた辺りから雨が止み朝日がさしてきた。
まさに〈青葉若葉の日の光り〉である。
この爽快感も三文の徳と言えるかも・・・

8時受付開始、
1番だと思っていたら
既に地元の人が並んでいて、ぼくは8番目。
オロナミンCを飲みながら
1時間半ほど車の中で待つ。

陽射しが眩しすぎて、ちょっぴり寂しさを感じてしまう時間だ。


    雨止みて色めきたちぬ杜若   
やす


竹の子

2007-05-17 13:56:40 | 日記・エッセイ・コラム

高原山という里山の奥で採れた竹の子を頂く。
毎年この時季になると
あさ掘りの新鮮なものを届けてくれる。
ゆたかな腐葉土の環境が適しているのだろう、
とても柔らかく香りがあって美味しい!

わざわざ京都の料亭まで出かけることもない。
てっぺんのところはワサビ醤油と吸い物で戴く。
真ん中は竹の子飯、
下の方は肉じゃがに使う。
テンメンジャンを絡め中華風もいい。

日本人はパンダと同じ、竹を食べていると
外国人の眼には奇異に映るようだが
〈 旬
しゅんを食べる 〉
季節に敏感な日本人のこの繊細な雅趣は
なかなか理解されないと思う。

 見えないものを観る
 聞こえないものを聴く
 味のないものを味わう・・・・
これらは、わび・さびの世界にも通じる日本の文化であり
日本人の奥深い感性(情趣)である。

「美しい国、日本」とは
この感性を取り戻すことではないだろうか。


   雨上がる竹の子飯の炊けるころ   
やす


引き分け

2007-05-16 23:33:16 | 日記・エッセイ・コラム

アメリカシロヒトリだけは放っておけない。
庭の樹木が全滅してしまう。

今年もまた業者に頼んで駆除してもらう。
二人とも全身をすっぽり白の雨合羽で覆い
ものものしい格好、
いかにも危険な薬剤をおもわせる。

何百ものいのちを一瞬の噴霧で殺してしまうが
それでも尚、運の強いのがいて
そいつらが再び、卵を産みつけ種を増やし
次の年の大量発生となる。

毛虫と人間の戦い・・・・・

引き分けのまま、我が家では
もう10年も繰りかえされている。

   「クラリネット五重奏曲」を聴きながら
      今夜はとても静かだ。


幕の内弁当

2007-05-15 18:40:58 | 日記・エッセイ・コラム

旨いパンが食べたくなって
宇都宮市のHデパートまで出かけた。
食パン・フランスパンの他、菓子パンを数種類、
多めに買い込んで冷凍庫に保存しておく。

ぼくは食料品売り場を覗いて歩くのが好き。
特に新鮮な魚を見ると、つい調理してみたくなる。

惣菜売り場では食いしん坊の癖が出て
茶巾寿司もいい、アナゴのにぎりもいい、豚肉の黒酢和えも・・・
あれも食いたい、これも食いたいときょろきょろ。
結局はさんざん迷ったあげくに、
幕の内のようないろいろ詰まっている賑やかな
弁当を買ってしまう。
・・・・・いつも同じことをやってしまうのだ。

自給率40パーセントの日本で
こんなにも沢山な食料品の数々。
デパ地下・グルメツアー・ランチバイキング・・・・
いづこも山海の珍味が盛りだくさん。
そして棄てられる食べ残しの生ゴミの山。

贅沢と飽食のきわみ。

自戒をこめて
いつまでつづけられるだろうか。