
今年もツルニチニチソウの花を,
あちらこちらで目にするようになりました。
庭の片隅,垣根の下などに薄紫の花が凛と咲いています。
丈夫な多年草で,野生化もしており,
野の雑草の中で,その春らしく明るい緑色の葉,
薄紫の花が一際輝いて見えます。
蔓性の植物で花がニチニチソウに似ているのでツルニチニチソウ,
名前が長すぎて,命名も安易ですが,じっくり見るとバランスがよく,
好きな花の一つです。
写真下,四十何年ぶりかの遅い積雪に見舞われた今年の4月17日,
道路の北側の日蔭に植えられている姫蔓日々草が
最後まで残った雪に埋もれ,冷たそうに花開いていました。
姫蔓日々草は蔓日々草と同じくキョウチクトウ科の蔓性常緑性多年草,
蔓日々草を全体的に小型にしたような草であり,
姫の字が頭につけられ,ますます長い名になっています。
耐寒性に優れているので,写真のような場所でも花を咲かせるようです。
紫の姿凛々しや蔓日草