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木芙蓉とも呼ばれるアオイ科の落葉低木,
1日花といわれるピンク色の美しい花が樹につぎつぎ咲き,
8月も中旬を過ぎ,花の時期になるととても目立つ存在になります。
美しい顔立ちのことを芙蓉の顔(かんばせ)と表現するように,
昔から美しい人のたとえに用いられるほど美しく整った花です。
中国では芙蓉とは蓮の花のことで,蓮の花を水芙蓉,
こちらを木芙蓉と呼ぶようです。
同じアオイ科の木槿は花色などいろいろな品種が造られていますが,
芙蓉は,このピンク色の芙蓉と,
朝の咲き立ちは白く,夕方になるに連れて赤くなっていき,
まるで酔っていく姿のようであると名付けられた酔芙蓉だけのようです。
日中の暑さは一向におさまりそうもありませんが,暦ははや9月,
さすがに盛夏に比べれば,朝晩は風も吹き,涼しくなってきたように思えます。
酔芙蓉の存在を一躍有名にしたのが,富山八尾町の「おわら風の盆」祭です。
新聞を見ると,今年も9月1,2,3日と盛大に開催されたようです。
去る人の美しきこと芙蓉咲く
踊る人みなたおやかに酔芙蓉