(ミヤマアカネ)
(アキアカネ)
秋も深まり,
夏にはたくさんいたトンボも
ほとんど姿が見られなくなりました。
わずかに,アカトンボの生を存続すべき姿を見つけました(11/1)。
トンボの交尾といえば,
2ヶ月前,夏の終わりに撮った興味ある写真があります。
小さな水溜りの水から突き出た枯れ枝に
とまった交尾のオオシオカラトンボ,
よく見るとその枯れ枝にトンボのヤゴの抜け殻が多数見られます。
水溜りから地上に出る手段はこの水溜りではこの枝だけだったようです。
この2匹の抜け殻もここにあるのでしょうか。
これもオオシオカラトンボの交尾,
雄の尻尾に何の支えもなく,雌がぶら下がっています。
どうしてこんなことができるのか不思議です。
雄の尻尾に接着剤でもついているのでしょうか。
上の2枚のアカトンボの写真をよく観察すると,
尻尾の先を鍵型にし,
雌の頭を引っ掛けるようにして吊り下げているように思えます。
そんなオオシオカラトンボの雄です。
ふつうのときは尻尾は真っ直ぐで鍵型は見られません。
本家シオカラトンボに比べ胴体がやや太く,
シオカラ色ははっきりしていてきれいです。
水辺で石などにとまる姿がよく見られます。
こちらはオオシオカラトンボの雌,
オオムギワラトンボとは呼ばないようです。
はっきりした黄色と黒の縞模様は
ムギワラトンボよりきれいです。
雄とは違い,森の暗いところに,
木の枝にとまっています。
こんな風にぶら下がるのは慣れているようです。