行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

サンショウ、サルトリイバラの花

2016-04-29 20:00:26 | 花,植物
山野にも自生する雌雄異株のサンショウとサルトリイバラ、
4月の中旬、その両者の雌花、雄花を見ることができました。


ミカン科サンショウ、
その雌木の雌花、
雄蕊はなく、一つの花に子房が二つ、
そこから花柱が伸びています。


新葉は「木の芽」として薬味や山菜に、
果実の皮や種子は香辛料として利用されるサンショウ、
当然、果実ができるのはこの雌花のつく雌木だけです。


サンショウの雄花、
雄しべが5本、横に広がるように咲き、
雌花とはまるで違う様子の花です。


サルトリイバラ科サルトリイバラ、
その雄花、花被片が6枚、雄蕊が6本あり、
雌蕊は退化してほとんどわかりません。


このサルトリイバラの葉、
西日本ではカシワの代用として柏餅に使われるそうです。


サルトリイバラの雌花、
花被片はやはり6枚、
その中に大きな子房と3裂した柱頭が見られます。


果実の原形、
10~11月、直径7~9mmの球形の赤色の果実に成長します。
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