行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

暮れの高尾山にて

2018-01-05 20:00:32 | 風景
昨年末の12月30日、
高尾山に行ってきました。
主目的はシソ科植物のシモバシラ観察ですが
他のものもいろいろ観察、写してきました。


標高599mの高尾山、
自然が多く残され、都心からも近く、
一年中、たくさんの人が訪れます。
ふもとの清滝駅から山腹にある高尾山駅までケーブルカーもあり、
この日は、年が押し迫っているにもかかわらず、
子供から年寄りまで、たくさんの人が訪れていました。


高尾山駅からすぐ、
高尾山の中心的存在である高尾山薬王院があります。
今から1270 年前に開山された真言宗智山派の大本山、
実は高尾山は法螺貝の音が響く、信仰の山でもあります。


ケーブルの清滝駅の近くに七福神の石仏、
右から大黒天、恵比寿、毘沙門、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋。
正月にはうってつけの被写体です。


山道の途中、
ヤドリギがあちらこちらに見られました。
冬は宿主の葉が落ち、よく目立ちます。


プラタナスの仲間がたくさんの実をぶら下げて、つけていました。
街路などでよく見られるプラタナスは
スズカケノキとアメリカスズカケノキの交雑種であるモミジバスズカケノキ、
これは1本の果軸に実が3~4個連なって下垂しているので
純粋のスズカケノキ(鈴掛の木)のようです。


樹にたくさんの藻がぶら下がって付いていました。
サルオカゼと呼ばれる樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣、
きりも(霧藻)とも呼ばれ、
水分と 光合成だけで成長し、栄養を一切他から取りません。


薬王院に紅梅が花開いていました。


ナワシログミの青い(若い)果実。
4~5月、紅く熟します。

コメント
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