行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツネノカミソリとスジグロセセリ

2018-08-19 20:00:05 | 花と虫
8月上旬、
早くも、丘陵斜面の草原に
キツネノカミソリが群生して花をつけていました。


ヒガンバナ科キツネノカミソリ。
明るい林床や林縁などに自生する球根植物です。


早春、他の草が生えていないうちに葉を出して球根を太らせ、
他の草が生い茂る頃になると地上部は枯れ、一旦なくなります。
そして、8月、
突然、花茎を地上に伸ばし、先端に複数の花を咲かせます。


葉のないところに突然、花茎を伸ばし、
花を咲かせるところはヒガンバナとよく似ています。
しかし、花色は橙色で花弁が6枚、
真っ赤なたくさんの花弁のヒガンバナとは花の形が違います。
また、ヒガンバナより一か月以上早く花が咲きます。


狐の剃刀(キツネノカミソリ)というおもしろい名は、
春に出る細長い葉が剃刀にように見え、
葉が無い状態から花が突然咲く姿が
狐に化かされたように思えるということからつけられた説が有力のようです。


そのキツネノカミソリの咲いた草原にセセリチョウの姿。
スジグロチャバネセセリあるいはヘリグロチャバネセセリと思われます。
いずれにしても初めて写すセセリチョウ、
個体数もそんなに多くない種です。

コメント
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