行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

スズカケの実・ユリノキの実

2011-02-02 21:22:39 | 花,植物
鈴懸(スズカケ)の木の別名はプラタナス,
そのプラタナスに葉の形がよく似ているので,
最近まで,すっかりプラタナスと思い込んでいたユリノキ,
両者とも街路樹としてよく利用され,公園にもよく植えられています。
そんなプラタナスとユリノキ,冬の青空にたくさんの実をつけていました。


(鈴懸の実)
鈴懸の木には,中東原産のスズカケノキと北米原産のアメリカスズカケノキ,
そして,両者の交雑種であるモミジバスズカケノキがあり,
正確にはそれらスズカケノキの総称をプラタナスというようです。
鈴懸の名は鈴がぶら下がるように実が付くからでしょうが,
日本に持ち込まれた時にその名がつけられたと思われます。
その実の付き方,種類によりそれぞれ違うようです。
1枝に3~7個付くのがスズカケノキ,
1個ずつつくのがアメリカスズカケノキ,
1,2個つくのがモミジバスズカケノキだそうです。
写真はそれからするとアメリカスズカケノキの実でしょうか。
実をつけたこの樹は,プラタナスより鈴懸の名が似合います。


大木のプラタナスです。
プラタナスの幹は樹皮が剥がれて,白から薄茶色です。,
ユリノキはこげ茶色,木肌がまるで異なります。
このことを知っていれば間違うはずがないのですが。




(百合の木の実)
ユリノキは5月の中旬から6月頃,花が咲くようです。
昨年のこの時期,街路のユリノキを通行の折々に眺めていたのですが,
花を見つけることができませんでした。
木の比較的高い部分に葉に隠れて咲くので,見つけづらいようです。
百合というよりチューリップに似た淡黄色の花が咲くようです。
冬になり,葉を落とした木には
どうして花が見つからなかったのか不思議なくらいに,
たくさんの花の残骸にも見える実が付いていました。

鈴懸の実紅く染まる夕日かな
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