行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

10月下旬のアサギマダラ

2019-11-06 20:00:37 | 昆虫
10月23日、
多摩丘陵の長池公園にて、
アサギマダラがしばらくの時間、アザミの花に留まり、
吸蜜を繰り返していました。
これから長い距離を移動するためのエネルギーをじっくりと蓄えているように思えます。


アサギマダラ。
タテハチョウ科に属しますが
アゲハチョウより大型、美しい蝶です。
オオムラサキにその座を譲りましたが日本の国蝶候補にもなっていました。


日本で唯一「渡り」をする蝶、
時には2000キロ以上の距離を移動するものがいることが知られています。


初夏に発生、
成虫が好む温度は25℃前後とのこと、
夏の間は美ヶ原や日光など、高地で暑さをしのぎます。


そして夏の終わりから秋にかけて渡りを開始、
暖かい南西諸島や沖縄、台湾を目指して南下します。


多摩丘陵では初夏と初秋、
渡りの途中のものが立ち寄り、たまに姿を見ますが
10月23日、秋も深くなり見るのは初めてです。
今年の10月が暖かったせいで南下が遅れたと思われます。
11月になり急に寒くなったので、
果たして、無事に暖かい場所にたどり着いたか心配です。


頭部の白黒のまだら模様を
トリミングして大きくして見ました。
マダラの名のある蝶はたいがい頭部に白黒のまだら模様を持つように思います。
光の当たり方によっては白くも見える翅の内側部分、
よく見ると半透明の水色です。
アサギマダラ(浅葱斑)の名はこの水色に由来します。
浅葱(あさぎ)とは青緑色の古称、
映画やアニメなどで見る新鮮組の羽織の色が浅葱色です。
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