行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ジョウビタキ♂

2011-02-18 21:38:02 | 

ジョウビタキ,冬に日本に渡り,
都会の公園などにも時々見られる小鳥です。
今年はメスによく遭遇するのですが,
オスにはなかなか出会えませんでした。
やっと,北本自然観察公園でオスの写真を撮ることができました。


ジョウビタキはもともとあまり人を警戒しないほうの鳥ですが,
このジョウビタキは特に人慣れしています。
カメラを向けるとポーズをとるかのようにこちらを向いてくれました。


オレンジ色の鮮やかな腹部,銀髪にも思える頭部,
黒色の顔,なんでこんな配色になったのかと考えてしまうほどの組み合わせです。
眼が黒い顔に隠れてしまうと怖く写りますが,
その丸い眼がしっかり写るとメスと同じくかわいい小鳥になります。


ジョウビタキのメスも見つけました。
ジョウビタキはオスとメスで体色が極端に違う小鳥です。

雪晴れやカメラ目線の尉鶲
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北本自然観察公園のホオジロ

2011-02-17 22:18:41 | 
2月13日,3連休の最終日,
前日,前々日の雪ととってかわり,好天に恵まれたこの日,
埼玉県の北本自然観察公園に行ってみました。


ここ北本自然観察公園は野鳥が多く見られる場所とあって,
連日,たくさんの野鳥愛好家が訪れるようです。
駐車場は満車,園内は双眼鏡,フィルドスコープそしてカメラを抱えた
たくさんの人達が野鳥を求めて園内を歩いていました。
写真はそんな園内,
ほころびはじめた白梅の下で,昼食をとりながら,
草藪の中の小鳥の観察,撮影をしているようです。


そんな環境のせいで,人慣れをしているのでしょうか,
このホオジロ,目の前に降りてきて,道端の草の実を探しはじめました。
ホオジロは雑食性で夏の繁殖期は昆虫を餌としますが,
秋から冬は草の実などを食べて生活するようです。
スズメ目ホオジロ科のホオジロ,
日本全国の低地や低山の林縁の草地などに
一年中見られる留鳥です。
野鳥がこんな近くによってくるとは少し驚きです。


枯れた草藪の灌木にもホオジロがとまっていました。
このような場所にいることが多い鳥のようです。


あまり高くない木の梢から,チッチ,チッチと
虫の鳴くような声が聞こえてきたらそれはホオジロの鳴声です。
ホオジロの羽色は一見スズメに似ていますが,
腹部が赤茶色,頬,眼の上が白く,
眼の部分に走る黒い帯線,過眼線があるなど,よく見れば違いがすぐわかります。
メスはこの過眼線が茶色,体色も全体的に淡いとのことです。
すぐ上の写真はそれから判断するとメス,
最初の2枚,一番上はオス,真ん中も多分オスと思われます。
鳥の写真を撮るようになる2年ほど前までは,
ホオジロとスズメの区別もつかなかった私ですが,
いつのまにか,見分けがつくようになり,
そして,雌雄の判別までするようになってしまったようです。

鳥たちが草の実拾う枯野かな

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石蕗の綿毛・枯れ芙蓉

2011-02-16 22:22:37 | 花,植物
鳥の写真は一休みして,今日は冬の植物,枯れ花2点です。


なんだろうと思いましたら,
石蕗(ツワブキ)のあの丸い葉が下に付いていました。
これがツワブキの種,綿毛のようです。
11月~12月,花の少ない時期に咲いていたあの黄色の花が
2月にはこのような姿に変わるようです。


これも冬の空に美しい枯れ姿を見せていました。
夏の終りにつぎつぎとたくさんの花を咲かせていた芙蓉の種,
枯れ芙蓉といわれるものです。
枯れ芙蓉は冬の季語にもなっており,昔から鑑賞の対象でもあります。
冬の華です。

枯れ芙蓉遠き昔の人しのぶ

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醜くありませんシメ

2011-02-15 20:35:59 | 
1月18日の本ブログで,口の周囲を汚していたこともあり,
不細工な小鳥と紹介したシメですが,
その発言撤回したいと思います。
同じ,稲城中央公園で再びシメの写真を間近で撮ることができました。
よくみるとシメ,なかなかきれいな羽色をしています。


地面の木の実をくわえ,
しめしめとばかりに木の上に飛び移りました。
そこでゆっくりと味あうつもりのようです。
近くまでより,カメラを向けてみましたが逃げる様子がありません。
木の実をかみ砕くのに夢中のようです。
シメはこの太くりっぱな嘴で硬い木の実をかみ砕くのが得意技なのです。


近くで見てみると腹部,顔の一部が肌色ともいえる体色,
一部薄くピンク色がかかって見える部分もあります。
羽と頭が茶色,背中はグレー,風切り羽が光沢のある濃紺をしています。
顔はいただけませんが,体色はいろいろな色があり,きれいな鳥です。
写真,木の実を食べ終わり,満足しているシメです。


上の二つとは別な個体,少し離れた木にじっととまっていました。
なにも食べていない時の姿は風格さえ感じます。


地上に降りて,再び,枯葉の中の木の実を探しているシメ,
枯葉と同じに見える体色ですが,こんどはしっかりと確認できました。
木の実を見つけて口にくわえたようです。

落ち木の実くわえて鴲は胸を張り
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どちらもカワラヒワ?

2011-02-14 22:46:30 | 



多摩川の水辺に数羽で飛んで来て,
すぐに河原の草藪に消えたこの鳥,
オリーブ色の頭,焦げ茶色の体色,翼の風切りが鮮やかな黄色,
いた場所も含め,典型的な河原鶸(カワラヒワ)と思われます。
群を作って行動し,数多く見られるからでしょう,
あまり尊重されませんが,よくみると美しい小鳥です。




たまたま同日(2/5)の朝,
自宅近く,小鳥が群れて,樹の種を盛んに食べていました。
1月29日の本ブログで,昭和記念公園で
サワラの樹に群がっていた小鳥をカワラヒワとして掲載しました。
それと全く同じ羽色,体色をしている小鳥たちです。
集団で行動すること,風切り羽の黄色などから,これもやはりカワラヒワと思われます。
しかし,両者の体色はかなり違います。
果たして,同じカワラヒワなのかどうか少し不安になりました。
どなたか詳しい方,ご教授ください。
両者とも同じカメラ,同じレンズ,
ほぼ同じようなピクチャーコントロールです。

我先に枯蘆の中や鶸の群
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シジュウカラ囀る寒の明け

2011-02-13 22:51:53 | 
立春が過ぎ,少し暖かい日が続いた先週の日曜日のことです。
隣家の庭からシジュウカラのツーピー・ツーピーと
高らかな囀りが聞こえてきました。
シジュウカラの繁殖期は3月下旬から4月中旬,
桜の咲く頃によく耳にする囀りの声です。
少し早いような気がしますが,相手探しを始めたようです。




囀りに夢中でカメラを向けても逃げずにいてくれました。
おかげで,羽毛の質感,脚の質感までしっかりと写せました。
暖かそうな純白の冬毛です。
木にとまる時の鳥の足,こんなにしっかり枝に絡みつくのですね。
細い木の上でも安定していられるわけです。


少し小さめの個体でしたので,
昨年の春に生まれたまだ子供のシジュウカラかもしれません。
地上に降りて,盛んに餌を探しているようです。
シジュウカラは樹上で樹につく虫を食べるものと思っていましたが,
地上でも餌を探し,植物の実なども食餌とするようです。
写真の鳥も草の実でしょうか,くわえています。

こう書いてみて,シジュウカラの寿命がどのくらいなのか気になりました。
四十雀と書くので,長生きと思いきしや,
なかには7~8年生きるものもあるようですが,
平均寿命は2年弱ぐらいと短命のようです。
すると,昨年春に生まれたものはもう子供でなく,
やがて親鳥になるのかもしれません。

高らかに雀(がら)囀るや寒の明け
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春の雪

2011-02-12 23:00:06 | 風景
3連休の昨日,今日と全国的な悪天候となったようです。
東京でも今年初と云ってよいと思いますが,
本格的な雪となりました。
都心では積雪はしなかったようですが,
ここ多摩地区,稲城では昨日,今日の朝とも,1~2cmとわずかですが雪が積もりました。
日中もずっと小雪が降り続いていましたが,
春の雪なのでしょう,降った先から溶けていくようです。
夕方には積雪はほとんど消えていました。





せっかくの連休でしたが,2日とも外に出られず,
退屈しのぎに,窓越しに春の雪を撮ってみました。

連休や窓から眺め春の雪
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多摩川の水辺(6)イカルチドリ

2011-02-12 00:01:36 | 
多摩川の水辺シリーズも6日目,今日で最後になります。

河原の石にとまっては,すぐに飛び,
そしてまた河原にとまる。そんな2羽の水鳥がいました。
近づくとさっと飛んでしまい,
昨日のイソシギに比べ写真に収めるのに苦労する鳥です。


羽色はイソシギに似ていますが,それより小型です。
また,イソシギは飛び回らず,歩いてじっくりと餌を探していました。
行動パターンがだいぶ違うようです。
コチドリに似ているように思えますが,
コチドリは夏の渡り鳥,冬の時期にいるのは不思議です。
ネットの写真などと比較,判断してみると,
顔の白黒模様などからイカルチドリのようです。


イカルチドリはチドリ目チドリ科チドリ属,
ユーラシア大陸極東部,中国中北部から日本列島で繁殖し,
冬期は中国南部から東南アジアに渡るが,
日本に繁殖し,留まるものもいるとあります。
また,河原の発達した大河川の中流域に多く認められるともあります。
まさしく,多摩川のこのあたりその条件どおりです。


この鳥,顔の白黒の模様とまん丸の眼,黒くやや大きめな嘴が特徴です。
上の写真,その顔がどちらをどのように向いていたのか,
まるでピカソ描く顔のようです。


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多摩川の水辺(5)イソシギ

2011-02-10 22:22:22 | Weblog
もうずいぶん昔,1965年の上映になるそうですが,
エリザベス・テーラー主演の「いそしぎ」という映画がありました。
音楽がとても印象的で,題名が記憶に残っている映画でした。
ずっと後に,その題名にひかれ,テレビで放映されたのを見た記憶があります。
ヒロインが傷ついたイソシギを手当して,
大空に放つエピソードが題名となっているメロドラマですが,
美しい海岸,海辺の街がこの物語の舞台となっています。




イソシギと磯の名がつき,映画の印象もあり,
この鳥,当然,海辺にいるのかと思いましたが,
海からかなり離れた多摩川の水辺でのんびりと餌を探していました。
珍しいことなのかなと思っていましたが,
そうではなく,海辺よりも,河原や湖沼にいることが多い鳥だそうです。
他のシギ類は日本には冬に渡り,主に干潟で見られますが,
イソシギは留鳥,そして河原や湖沼によく見られ,
冬には海辺にもいる程度の磯の鳥のようです。

磯鴫は磯にをらずに冬の川
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多摩川の水辺(4)川鵜の島

2011-02-09 21:04:17 | 
多摩川の流れの真ん中,家族なのでしようか,
7~8羽のほどの川鵜(カワウ)が大きな石の島に陣取っています。
水辺に降り,近くで見てみるとこの島,石だけではなく,
鉄板らしきものもが石についています。
洪水で流された橋桁かなにかの残骸のようです。


カワウ近くでみるととてもおもしろい顔をしています。
その緑色の眼,頬紅をつけたような顔の紅,
化粧をしたピエロのようにも思えます。
付け毛のような頭の白は繁殖毛,繁殖期は一年中であり,
この繁殖毛,雌雄同じように出るようなので,オス,メスは区別できませんが,
成鳥であることは間違いありません。
すると,真ん中の小さな2羽は子供の鳥でしょうか,
成鳥に比べるとかわいい顔をしているように思えます。


餌を十分に捕ったのでしょうか,
若鳥が一羽,島に向っています。
水中ではこんなかっこうで泳ぐようです。


繁殖毛がわずかに見えます。若鵜でしょうか,
岸で一羽だけでぼんやりとしていました。
長良川などで有名な鵜飼は,川や湖で行われますが,
鵜はこの川鵜ではなく海鵜が使われます。
川鵜も海鵜も姿形はよく似ていますが,
体が大きく,団体行動をとらない海鵜のほうが,
鵜飼には適しているのだそうです。


帰り際,枯蘆の中から撮ったカワウの島です。
対岸の府中側の河原ではこの真冬の寒さの中,
家族連れが岸辺で水遊びをしています。

濃化粧なお不器量に川鵜かな
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