行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

多摩川の堤の上から

2021-01-19 20:00:52 | 風景
1月17日、
コロナの感染拡大による緊急事態宣言が出されて2回目の土曜日でした。
国民全員が感染をしないことを意識しての行動が求められる一月です。
前回の緊急事態宣言の時と異なるのは、
コロナの性質がかなり分かってきています。
マスクをして、密を避けること、
特に飲食時に気を付けることが感染予防の最大のポイントです。
極端なこと言えば、人が集まるところには行かずに、
家に帰ったらていねいに手洗いをすれば感染はまずしないと考えてよいようです。
そういう意味では広くて、人も少ない多摩川の堤は問題なし。
是政橋の少し上流、多摩川の堤にカメラを持って出かけて見ました。
困った時の多摩川、晴れた日ならなにかは撮れます。


武蔵野南線の鉄橋下に重機が何台も入り土木工事が行われていました。
多分、一昨年の台風による猛烈な洪水により、
えぐられた鉄橋基礎強化工事と思われます。


武蔵野南線は府中から川崎まで、
ほとんどが地下を走る貨物専用線、
マニア以外にはほとんど知られていないJR線です。
府中本町で武蔵野線につながり、
多摩川には南武線と並行して鉄橋がつくられています。


しばらく待つと、
その鉄橋をブルーサンダーに引かれた貨車がやってきました。
ブルーサンダー、勾配地にも強い、馬力のある機関車です。


ブルーサンダーに引かれている貨車は全部ガソリン用のタンク、
緑色のタンクが何十台も連なってゆっくりと走り抜けていきました。


多摩川の河原には何人もの釣り人の姿。
どの人も多分コロナを意識して、
それぞれ他の人と距離をとっています。


府中側の河川敷を写して見ると、
普段はあまり人がいない河原に、
1人あるいは2人で来ていると思われる人の姿が見られます。
コロナの感染を意識して、近場の安全な場所で休日を過ごしていると思われます。


南武線の鉄橋下でも引き続いて河川の土木工事が行われていました。

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万年青、万両の実

2021-01-18 20:00:57 | 花,植物
分譲から30数年の我が家、
その時、狭庭に1m~2mの樹木を何本か植えました。
それが今ではすっかり成長し、狭庭がなお狭くなり、
日当たりも影響してきました。
正月明け、植木屋さんに来てもらい、
2本を残して、思い切り伐採してもらうことにしました。
そしたら------------


伐採した樹の間に万年青(オモト)が何株か生え、
紅い実をつけていました。
植えた覚えがないので、鳥が運んできたと思われます。


暖かい山地に自生するスズラン亜科の常緑多年草。
日本では関東から沖縄にかけての山地に自生状態で生育しているとのこと。
葉が落ちにくく、観葉植物、縁起の良い植物として、栽培もされています。
コロナ禍の中、思わぬ縁起のよいことに恵まれました。


万両(マンリョウ)
これも鳥が運んできたと思われ、
数年前から庭の一画に赤い実をつけています。


オモトとマンリョウだけでは寂しいので、
正月明けの散歩道に赤い実を探して見ました。
アオキ(青木)。
アオキ科アオキ属の常緑低木、山地の林内などによく見ます。
花期は春(3 - 5月)ですが、俵形の果実は冬に赤くなります。


クロガネモチ。
モチノキ科モチノキ属の常緑高木、
秋から冬にかけて、たくさんの紅い実をつけます。
上からその赤い実を写して見ました。
自生もしていますが、
クロガネモチの名を「苦労がなく金持ち」にこじつけ、縁起木とされ、
庭木や公園木としてよく使われます。


ニシキギ科ツルウメモドキ。
10月ごろから実をつけていますが、
1月になり、全ての実が裂けて、紅い実となっていました。
この木もたくさんの実をつけます。


道ばたのナンテンにヘクソカズラが絡み、
両方ともに実をつけていました。
薄茶色の実がヘクソカズラ、紅い実がナンテンです。
実になるとヘクソカズラは悪臭はなくなり、生け花の副材としても使われます。
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雌雄ジョウビタキ

2021-01-17 20:00:00 | 
ジョウビタキはツグミ科(ヒタキ科)、
北の国から渡って来る日本では冬鳥です。
都市部の公園や住宅地などでもよく観察され、
雌雄で羽色が同じ種とは思えないほど異なります。


ジョウビタキ♂1
公園道の綱にとまりました。
障害物の少ない開けたところにもよくとまります。


ジョウビタキ♂2
冬鳥の中では比較的数も多く、
散歩道でもときどき遭遇します。
警戒心もあまり強くないので、撮影する機会の多い小鳥になります。


ジョウビタキ♂3
オスは頭上が白く、顔面と翼が黒いのが特徴、
胸から腹、尾にかけては雌雄とも橙色ですが、
雄の方がやや濃色で鮮やかです。
そして、翼の中ほどに雌雄ともに白い斑点があるのもジョウビタキの特徴です。
この個体はその白い斑点が特に大きいようです。


ジョウビタキ♀1
雌は頭部、翼ともに淡褐色で雄とは体色が全く異なります。
共通する翼の白い斑も雄に比べると面積が小さいようです。


ジョウビタキ♀2
この個体、翼の白い斑がかなり小さく、目立ちません。


ジョウビタキ♀3
少し角度が変わった上と同じ個体、
翼に隠れたのか、白い斑がほとんど見えません。


ジョウビタキ♀4
そして、仕草は何となく雌の方が可愛らしい。
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雌雄アオジ

2021-01-16 20:00:56 | 
水辺の藪から出てきた雌雄のアオジを写しました。
警戒心は比較的強いのですが、
なぜかすぐ近くに寄って撮れることがあるアオジです。
ホオジロ科、
日本では北海道や本州中部以北の山地などの環境で繁殖し、
冬には関東以西の積雪のない地域の林縁や藪地などに生活します。


冬芽からドウダンツツジでしょうか、
その小枝に隠れるようにアオジがとまっていました。
気づかれないようにそっと近づいてレンズを向けて見ました。


頭部が灰緑色で眼の周囲が黒色、
アオジの雄です


藪から出て、地上で餌を探していたアオジ雄、
人の気配を察したのかちょっと飛び、近くの木にとまりました。
枝に囲まれているので天敵から襲われる心配なく、
安心しているようで、
すぐ近くまで寄れました。


もう一羽のアオジ、
こちらも逃げて後向きにとまりました。
こちらを向いたところでシャッター、
眼の周囲が黒くないので多分雌です。


撮りやすい枝に一瞬とまったアオジ、
これも雌のようです。
雌は眼の上に淡く黄色のラインがあり、
腹部の黄色も雄に比べると淡いように思います。


小さな流れの落ち葉の上で餌を探すアオジ。
この個体は眼の上の黄色のラインがはっきりして、
雌の特徴がよくわかります。

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ハンノキとモズ

2021-01-15 20:00:03 | 鳥と植物
昨年の実と雄花が付いたハンノキに、
そして冬芽のミズキにとまったモズの雄を写しました。


尾状雄花が目立ちだしたハンノキに
モズの雄を見つけました。


少し移動、
そこにはハンノキの昨年の果実がたくさん残っていました。


今度は隣の木に移動、
青空と雄花が背景になりました。


かなりイケメンのモズ(百舌)の雄です。


尾状で紅色なのが雄花、黒く楕円状なのが昨年の果実です。
ハンノキ(榛の木)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木、
花期は冬の11 - 4月頃、葉に先だって単性花がつきます。
雌雄同株で、雄花穂は枝先に1 - 5個付き、褐色の円柱形で尾状に垂れ下がます。
雌花穂は楕円形で紅紫色を帯び、雄花穂の下部の葉腋に1 - 5個つくとのことですが
この写真ではよく確認できません。
「ハンノキのそれでも花のつもりかな」一茶らしい句です。


別の日、ミズキの木にとまるモズの雄を写しました。
肉食の小鳥、嘴が猛禽類のようです。


こちらもイケメン、
正面顔も一枚。
一般的に言えることですが鳥の正面顔は可愛らしく写すのは難しい。

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ルリビタキの若い雄とシモバシラ

2021-01-14 20:00:10 | 鳥と植物
寒い日の続く今年の1月上旬です。


1月9日、
青色のルリビタキの雄は見られませんでしたが
メスあるいは当歳の若い雄と思われる個体に出会いました。


羽色からはメスかなと思いましたが、
脇腹の黄色と薄茶色の境界がはっきりとしています。
これは雄の特徴です。
若い雄の可能性もあります。


少し日の陰りのある綱の上にとまりました。
脇腹の羽などに青味が感じられます。
多分、若い雄です。
ルリビタキの当歳の雄はメスとよく似た羽色で
見分けるのがなかなか難しいのです。


今年は年明けから寒い日が続き、
東京の郊外ではこの日も最低気温はマイナスとなったようです。
12時頃の撮影ですが、まだシモバシラの霜華がきれいに残っていました。


シモバシラはシソ科の宿根性多年草、
花よりも枯れた茎に霜柱(霜華)が出来ることで知られます。
冬になると茎は枯れますが、根は活動を続け、
枯れた茎の道管が水を吸い上げ、
そして、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍り、霜華ができます。
この冬は高尾山に行けませんでしたが、
東京の平地でも霜華が見られました。


そして、水を循環させ、水に動きのある池にも薄氷がまだ残っていました。
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オシドリ、ポーズ編

2021-01-12 20:00:14 | 
昨日に続いて、
1月7日の薬師池、年末にいたオシドリの雄がまだいました。
主に夜に行動するオシドリ、
昼間は池の端などに隠れていることが多いのですが、
ときどき出てきて池を泳ぎまわります。
今回はそんなオシドリの羽ばたきなどのポーズを写して見ました。


泳ぐ姿をねらっていると、
突然羽ばたきをしてくれました。
翼鏡は青色で先が白色、あまり目立ちません。


雌がいないのに求愛行為かと思いましたが、
鴨が羽ばたきするのは羽のお掃除とのこと、
小鳥の水浴びと同じようです。


浄水用のチューブに乗り、毛繕いそれともお眠。
頭部の毛色が虹色、鮮やかに映っています。
水に映る赤色は岸辺のサザンカの花、
オシドリに加えて、池の水も華やかです。


泳ぎながら毛繕い、それとも虫取り。
顔のふさふさの栗毛に日が当たりより鮮やかです。


横見のポーズ、
顔の白色がきれい、
創り物のオシドリのようです。


すぐ近くを泳いできたので、
前ボケに木の葉を入れて写して見ました。


眠るホシハジロのカップルをうらやましそう?に見つめながら。
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薬師池にもトモエガモ

2021-01-11 20:00:30 | 
1月7日、薬師池公園に行って見ました。
年末に行ったときには池に常在するカルガモに混じって、
オシドリの雄がいて、驚いたのですが、
正月が過ぎ、トモエガモの雄が加わっていました。


昨年の12月中旬に長池公園で初見したトモエガモ、
この時は雌雄のカップルでしたが
今回はオス単独でのお目見えです。
なかなかお目にかかれないと聞く珍しいトモエガモ、
この冬は自宅から近い場所で2回も出会えました。


トモエガモはマガモ属のカモ、
北の国から、主に関東以西の湖沼、河川に飛来する日本では冬鳥。
全長は40cmほど、コガモよりやや大きく、
雄の顔が巴模様になっており、名の由来です。


長池公園では池が林に囲まれていましたが
ここ薬師池は開けて明るく、池の水も浄化されてよりきれいです。
顔の緑色も全身の美しい体色や羽色もきれいに映ります。


池の小さな浮島の藪、
こんな場所で休むのが好きなようですが、
カルガモの巣作りの場所でもあるようで、
すぐに追い出されてしまいます。


顔の緑色がきれいに出たところを狙ってシャッター。
この日は天気がよく、
池の水も緑色に輝き美しく映ります。


鳥の青色、緑色は構造色、
ちょっと光の当たり方が変わると顔の明るい緑色が消えて、
濁った緑色に変わってしまいます。
トモエガモの雄、長く伸びた茶と白の肩羽も特徴です。


なかなか隣接してくれなかった両者ですが、
オシドリがトモエガモの横を泳いでいきました。
ねらっていたツーショットがやっと撮れました。


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ツグミとアオゲラ

2021-01-10 20:00:52 | 
正月4日、
近くの公園を散歩、
数年前に比べると、ずいぶん少なくなっているこの公園の小鳥ですが、
いるかもしれないと望遠ズームをバックに入れました。


落葉がたまる石段にツグミがいました。
樹上の木の実などがなくなる真冬になると、
地上に下りて、落葉の下の虫やミミズなどを探します。


ヒタキ科ツグミ属、
日本では代表的な冬鳥です。
警戒心は意外と強く、
物音などが近づくと、低木に逃げとまります。


いまは当然禁止になっていますが、
かつては、捕獲し、焼き鳥などにして食べられていたとのことです。
警戒心が強いのはそのせいかもしれません。


逆光になりますが、
少し離れた木に鳥がとまりました。
シルエットから多分ツグミです。


逆光のせいで気が付かないのか、
すぐ近くまでよれました。
昨年、一昨年とツグミもあまり見ませんでしたが、
今年はこの公園にもそこそこ入っているようです。


ちょうど木の幹の裏側、
陰になってシルエット状態ですがアオゲラを見つけました。
するすると木の上に移動しています。


久しぶりのアオゲラなので、
露出プラスで写して、キャプチャーNXの現像で陰を起こしてみましたが
やはり、シルエット状態、色が出ません。
アオゲラとは相性が悪いのか、
撮影条件のよい場面になかなか遭遇できません。
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正月の花

2021-01-09 20:00:25 | 花,植物
新年になり、新型コロナの感染者数、
首都圏を中心に全国の都市部で急激な増加拡大、
恐ろしい数となってきました。
遅きに失した感は否めませんが、7日、やっと緊急事態宣言が発出されました。
クリスマス、忘年会など多人数での飲食が急激な拡大の大きな要因、
結果論ではなく、12月中旬の時点で、緊急事態宣言を出すべきでした。
政治家は国民の安全、健康を守るのが仕事、
おごらずに国民のための正しい判断、公正な政治をして欲しいものです。
緊急事態宣言で飲食店の営業などを規制すれば、
経済的に困窮する人がでるのも事実です。
あえて言うなら、国会議員の給料を何か月か半分にするなど、
自らが泥を被った上に、もっと熱意をもって、国民に語り、
国民に成果があると思わせることが必要と感じるここ2,3日です。

正月の4日、人の少ない公園を散歩して初撮影、
正月に咲いた花などを写して見ました。


ロウバイ(蝋梅)。
花芯まですべてが黄色の花びら、
正しくはソシンロウバイです。
はやいものは12月末から、2月まで咲く冬の花です。


ソシンロウバイの花に
早くも発生、キンバエがいました。


野の紅梅もぽつりポツリと開き始めていました。


早咲きの種でしょうか、
白梅も花開いていました。


カワヅサクラです、
一つだけ、咲いていました。


どこから飛んできたのか落葉の上を
綿毛が風に揺れながらふわふわと移動していました。
もう種をどこかに落としたテイカカズラの綿毛です。


公園のニオイコブシ、
たくさんの蕾が逆光に輝いて見えました。
3月の末の開花に向かって少しずつ蕾が膨らんでいきます。

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