行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

雌雄ホシハジロ

2021-01-08 20:00:45 | 
薬師池で雌雄のホシハジロ(星羽白)を写しました。


ホシハジロ。
ハジロ属に分類される鴨の一種、
冬季に北から南下してくる渡りの鳥、
日本では湖沼や川、池、内湾に生息する冬鳥です。

婦唱夫随、雌の後を雄が追いかけていました。


ホシハジロ雄。
頭と首が赤茶色、眼の虹彩は赤色でよく目立ちます。
胸は黒色で背中と脇腹は明るい灰色。
嘴は根元が黒色、中央部が青灰色、先端がまた黒くなります。


羽を広げた雄1.


羽を広げた雄2.
いい具合に羽を広げてくれました。
羽白の名のように羽が白色であることがわかります。


ホシハジロ雌。
頭,首,胸が茶色、虹彩は雄と異なりこげ茶色、
背中と脇腹は雄に比べるとくすんだ灰色に見えます。


嘴の形は雄と同じですが、
色あいが少し異なります。
雌の嘴は根元から中央より少し先まで黒色、
続いてある青灰色の帯は雄に比べて細く,先端は雄と同じくまた黒色になります。


ホシハジロ雌。
かゆいところがあるのか、
脚を顔まで上げて、顔を掻く素振り。
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オシドリ

2021-01-06 20:00:35 | 
カルガモに混じりオシドリの雄が一羽だけいました。
多摩丘陵ではなかなかお目にかかれないオシドリです。
池の水もきれいな薬師池、
そこにカラフルで美しいオシドリの雄、
同じような写真になってしまいますが泳いでる姿を何枚も写しました。


オシドリ(鴛)、
雄は日本一カラフルで美しい水鳥といわれるカモの仲間です。
緑色と青色が特に鮮やかなのですが、
構造色、両方の色ともにきれいに出すのははなかなか難しい。
撮るたびに体の色具合が微妙に違って写ります。


オシドリ、渡りの冬鳥と思っていましたが
調べてみると、ほぼ日本全国で繁殖する漂鳥あるいは留鳥とのこと。
東北地方以北では夏鳥、
山地などで繁殖し、冬は雪の少ない場所に移動するようです。
その結果、関東以南では冬鳥と勘違いしてしまうようです。


主に植物食の雑食性。
草の種子、木の果実、水生昆虫なども食べますが、
特にシイ、カシ、ナラ類のドングリを好んで食べます。


仲のよい夫婦を「オシドリ夫婦」と言いますが、
実際のオシドリがつがいを形成している期間は、
繁殖期の前の1~3月と、繁殖期である4~5月の間だけ、
1年のうちせいぜい5カ月ほどだそうです。


そして毎年相手を換えて番(つがい)となるとのこと、
この雄オシドリ、雌が来るのを待っているのでしょうか、
それとも、間もなく相手を探しにここから飛び立つのでしょうか。


また、他の鴨と違って、
オシドリは樹の洞穴にも営巣する珍しい性質の水鳥だそうです。


岩陰で眼を半分閉じ、休憩タイム。
オシドリは基本的に夜行性、
日中は、水辺の陸地、岩、樹上で休むことが多いそうです。
一茶にこんな句があります「放れ鴛いちすねすねて眠りけり」。
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タヒバリとセグロセキレイ

2021-01-05 20:00:06 | 
わずかに残った多摩川の浅瀬に
タヒバリとセグロセキレイを写しました。


セキレイ科タヒバリ(田雲雀)、
他のセキレイ科の小鳥と同じく、
尻尾を上下に振り振り歩きます。


夏季にユーラシア大陸の中部・北部で繁殖、
日本では冬鳥になります。


農耕地、川原、海岸などの開けた場所で生活、
ここ多摩川中流域の河原では
毎年冬になると、ハクセキレイやセグロセキレイに混ざってよく見ます。


体の大きさ、色彩などがヒバリに似ているので、
タヒバリの名がありますが、
むしろ、同じセキレイ科のビンズイによく似ます。


川原の護岸ブロックの上にもいたので一枚。
やはり、人工物にとまっている小鳥は魅力が薄れます。


セキレイ科セグロセキレイ。
タヒバリと同じ場所にいたので同時に写して見ました。
ハクセキレイはどこにでも現れますが、
セグロセキレイは水辺の環境に依存しており、
河川の中流域などによく見られるようです。


頭から肩、背にかけてが濃い黒色なのでセグロセキレイ。
一見、ハクセキレイと見分けがつきにくいが、
顔を見れば区別が簡単につきます。
ハクセキレイは画面が白く、眼に黒線が一本あるのに対し、
セグロセキレイは眼から頬・肩・背にかけて黒い部分がつながります。
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年末の河川敷景色

2021-01-04 20:00:42 | 風景
昨年末、南武線鉄橋付近から稲城大橋近くまで、
大がかりな河川敷の修復、護岸工事が行われていました。
2019年10月の台風による洪水ですっかり河川敷が荒れ、
流れも変わってしまったこの辺りの多摩川、
1年以上過ぎて、やっと修復工事が始まったようです。


南武線の陸橋下。
川の流路を変えているのでしょうか、
何台もの重機が入り、砂利を掘り、移動しています。


南武線と貨物専用の武蔵野南線の鉄橋が隣接しています。
おもしろい景色なので稲城側の土手から府中側をねらって見ました。


雲がきれいだったので
右岸の土手から左岸の冬のメタセコイア樹形と
その上の青空と白雲を。


是政橋直下流、
ブロックなどの修復資材が積み重ねられ、護岸工事も行われています。
草原がすっかりなくなっています。
夏には蝶などの昆虫、
冬にはホオジロやカシラダカなどを写した草原、
そんなものを写す撮影場所がまた一つなくなります。


是政橋付近河川敷に下りて、
工事現場、修復資材が積まれたなか、
重機やトラックが何台も動き回っていました。
稲城大橋が遠くに見えます。


何面かあったリトルリーグなど野球少年の練習グランドも整地されなくなっていました。
どれもライト側が狭いグランドだったので、
多分、改修され、今年の3月には大きなグランドに生まれ変わるものと思います。
新型コロナもこのころまでには終息が見えてくることを期待したいものです。
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