浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
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鳩ぽっぽの退陣にあたり

2010-06-02 22:47:00 | 出来事
ちょっとあんまりびっくりしたので一言書くことにしました。

鳩山さんの辞任劇、この背後でどんな事が起こっているのか、どんな思考プロセスで行動しているのか、昨日からいろいろなニュースを見ているのだが、さっぱりわからない。

昨夜のニュースでは、親指を立てて、順調?なのか何に対するどんな意識を表明しているのか分からない態度を取っていたと思っていたのに、急転直下辞任だなんて、ほんと訳分からん。

小沢に対して一緒に辞任しましょうと云う進め方も全くわからん。そもそも政治資金問題で不透明な点があるならとうにやめなければならなかったはずで、それをここまでひっぱってきた上で、最後に一緒に責任を取りましょうという文脈は凡人の僕には全く理解不能だ。

まあ、それはそれで、やめると云うのだからもうどうでも良いと言えばどうでもいい。
僕が気になっているのは、沖縄の海兵隊が抑止力として有効かどうかと言う問題だ。

僕は沖縄の米軍基地はアジアの有事に対応するために地の利として必要なものではあるのかもしれないが、その存在自体が日本にとっての抑止力として働いていたと云う認識は全くない。


基地がなかったら、どこかの国が突如として、オラオラとなだれ込んでくるとでも云うのだろうか。


内田樹氏はブログのなかで、「沖縄にはきっと核がある」のではないかと中国や北朝鮮が思っているかもしれない事が抑止力になっていると云うような事を書いていた。

核があるかもしれないと云う抑止力。これは全く同意できない。それがなくなった場合、日本が必要とする唯一のオプションは自力で核武装となるらしい。

ほんとそうか?

核兵器が日本にあるかどうかで中国や北朝鮮の動き方が大きく変わる事があり得るのだろうか。だとしたらそれはどんな事かな。
大挙して攻め込んでくるつもりがあるとでもゆうのだろうか。
そんな大事態ではない部分で影響が出る可能性があるという事なんだろうか。

核がなかったら攻め込まれる国が沢山あるなら、攻め込むべき国は沢山あるハズで、ではどうして、世の中はそんな滅茶苦茶な事になっていないのだろうか。

アメリカは明確に核保有をしている。イスラエルも持っている。なのに、ハマスやガザ地区、そしてアフガンの地域では、テロや戦闘が止まないのだろうか。核は抑止力として働いていないのではないだろうか。

一方でガザに対する支援船を拿捕しようとしたイスラエルは、船の乗組員10名以上を殺害すると云う暴挙に出た。拿捕する際に大量の死人が出るなんて常軌を逸している。

中東地域におけるアメリカの覇権を維持する上で本当に必要なものは核ではなくてイスラエルそのものなんではないかと僕は思う。

イスラエルはアメリカの覇権の為に、中東で代理戦争をしているようなものだと思うのである。

そして同様にアジアにおける覇権を達成する為にも、韓国、日本の存在は絶対に必要で、これがあるからこそ、アジアの不統一は維持される訳だ。

ユダヤ人も日本人も、同じような呪縛に陥り同じような役回りをそれぞれの地域で演じるハメになってる。そんな気が僕にはするのでありました。