浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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チベットの死者の書

2008-03-17 23:02:39 | 出来事
「原典訳 チベットの死者の書」
チカエ・バルドゥ(死の瞬間と中有)とチョエニ・バルドウ(存在本来の姿の中有)

人の肉体が滅びた時、7週49日の間、魂が正しい道筋を辿れば再び次の生を得て世に生まれ出る事ができる。

チベットの死者の書はそんな魂にどこをどのように歩めば再び再生の道をたどれるのかを、魂へ伝える為のマントラなのだ。

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=tektek40-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4480842004&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

僕たち夫婦は、どっちかが先に死んだら残された者は必ずこのマントラを正しく唱えると約束している。この本を読んでから僕たちは勝手にチベット密教信者になったのだ。

どこがどう正しいのかとか言う前に、信じる事で心に平安をもたらす考え方であって無理がない。頭で考える正しさとかとは無縁の超然とした「存在」

そこにとっても安心感を覚えるのだ。

信仰の本来の在り方を体現していると心から思う。

そんな穏やかでたおやかな考えを基底に持っているチベットの暴動と強引な鎮圧を進める中国政府に対して嫌悪感を覚える。

報道機関を通じて発表される政府のコメントは全く信用できない。

名実ともに超大国である中国政府は地球規模の人類を代表して責任を全うする事ができる国なのだろうか。餃子事件といい、今回の事態といい、この国にはまだその資質が備わっていないと感じる。

旧ソ連と全く同じ轍を踏んでいるとするとこの先にまっているのは長い長い混乱と悲劇だ。

その地に住まう一人一人の命の価値や幸せを考える時、このような国家主義、全体主義が如何に不条理を呼ぶのかを典型的に実践していると思う。

Lhasa


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Deaths reported in Tibet protests

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CCTV Report on Lhasa Violence

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Lhasa - Tibet

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Tibet monks protest againist Chinise rulers

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The Dalai Lama has warned "cultural genocide

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春来る

2008-03-15 23:32:49 | 出来事
ベランダに春がやってきた。カミさんが丹誠込めて育てている花々が見事に花開いた。
どれもみんな嬉しそうにしている。僕は昨日帰宅してからも飲み続けてぐったり。
気疲れもあってげんなりしている僕を優しく日差しが包んでくれる。
心休まる一日でした。



我が家の哲学犬も一緒に花を愛でている。



彼の視線ではこんな感じだろうか。



近所のミモザ。見頃なのをカミさんが写メで送ってくれたやつだ。



車で通ったら今川の生命保険会社の施設の桜は既に開花していた。
googlemapで見たら、なんと航空写真も春だった。


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美浜公園も!


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千鳥ヶ淵も!


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これはグーグルの作為なんだろーか。。なかなか味な事してんなー。



The Carpenters

2008-03-15 00:53:45 | やっぱり音楽がいる
カーペンターズよ永遠なれ。小学生の頃にスケートを習っていたのだが、あの頃スケートリンクで繰り返しかかっていたのがこのカーペンターズだったな~。

Close to you

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We've only just begun

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Dancing In The Street
これは僕も初めて観た。驚いたっす。

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Burt Bacharach

2008-03-14 00:00:53 | やっぱり音楽がいる
Burt Bacharach大好き。なんと言ってもマイフェバリットは
「明日に向かって撃て!」で、サントラのレコードも持ってた位ですから。

Butch Cassidy and the Sundance Kid

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Elvis Costello and Burt Bacharach

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Close To You(遙かなる影) 良いよね~。泣くよね。でも僕はカーペンターズのオリジナルオンリーだな~。他の人のになじめませんね。

ところで、今日は夜になって役員から突然飲みに行こうと誘われた。この時期、何か重大な話しかと速攻で机を片付けて出動した。

ホワイトデーの買い物もまだ済んでないけど、ごめん。と断りを入れつつ。

しかし2時間飲んで情報はまるでなし。驚いた。ほんに唯飲みたかったのね。
10時過ぎに銀座の街で解放された僕としては、消化不良のまま雨の中ホワイトデーの買い物に走ったのでした。お店なんて殆ど閉まってるし。

僕は一体これからどこへいくのだろうか。


タイガーフォース

2008-03-13 23:58:01 | 読書
2004年度のピュリッツァー賞を受賞した「タイガーフォース」読了。

「タイガーフォース」は、ソンヴェ渓谷で索敵行動に当たっていた45名の偵察小隊だ。
悪名名高い「ミライ事件」よりも前の1967年4月から11月の間、この小隊は非武装の村を焼き払い、数百人の住民を殺戮した。

胸の悪くなる酷い展開。まるで小隊と一緒にジャングルを彷徨っているかの様な閉塞感が襲ってくる。

40年以上経過して漸く日の目を見たこの事件の全容から目を背けてはならない。

この事件は確かに最悪。最低な事例かもしれない。

しかし、これは極めて特殊で例外的な事件なのだろうか。本を読み進んでいく僕の心の中では同じ様な事があちこちで起こっていたのではないかという思いが湧いてくる。

これはベトナム戦争だけではなく、それ以前もその後の戦争でも起こっている事なのではないか。

40年経って本が出てくるアメリカも凄いが、そんな情報が決して世に出てこない他の国々。

日本だって例外なく書かれることの決してない事実があるのではないだろうか。

そんな日の目を見ることのない裏側の歴史の方がずっとずっと深く大きくて、その深い沼に潜むものこそ本当の人類の主役なのだろう。

そんな事実に胸が潰れてしまいそうだ。