都会で、竹ざおにくくりつけられた鯉のぼりを見なくなって久しいですね。
電線などに引っかかってしまうと危険、という理由もあると思いますが、鯉のぼりをあげるだけの広いスペースがなくなってしまったことが原因なんでしょう。
一度鯉のぼりをあげたことのある人ならばわかると思いますが、大きな鯉のぼりをあげるためには、その竹ざおを横たえておくだけの広い(長い?)スペースが必要なのです。
一度だけ手伝っただけなのですが、竹ざおにひもを取り付け、その横に吹流し、真鯉、緋鯉、子供の鯉などを置いて、ひもに等間隔に縛り付けていきます。このときに縛り方に注意しないと、あげてから一匹だけねじれてしまったりして、みっともないことになるのです。
これらのことを地面の上でやらなければならないのですから、ある程度の場所の確保が必要だということは想像に難くないことでしょう。
私の記憶では、鯉のぼりなんていうものは、その地域のお大尽(有力者、資産家)でなければあげなかったように思います(もちろん、年相応の子供がいる、という条件がありますが)。
広い場所と長く太い竹ざお、それはその地域で大きな家屋と広大な山林(田畑)を保有しているということの証明だったのかもしれません。
自分の子供が生まれたときには、高層住宅の窓から小さな鯉のぼりをぶら下げただけでした。それでもなぜかワクワクしたことを覚えています。大きさには関係なく、わが子に丈夫に育って欲しいという、親のシンプルな願いを表現したものだったからでしょう。
ただ、このときの真鯉はまことに浮気性で、ビル風に吹き飛ばされては何度もどこかに飛んでいってしまうのでした。まあ、こういうところはまねして欲しくはないですね。
電線などに引っかかってしまうと危険、という理由もあると思いますが、鯉のぼりをあげるだけの広いスペースがなくなってしまったことが原因なんでしょう。
一度鯉のぼりをあげたことのある人ならばわかると思いますが、大きな鯉のぼりをあげるためには、その竹ざおを横たえておくだけの広い(長い?)スペースが必要なのです。
一度だけ手伝っただけなのですが、竹ざおにひもを取り付け、その横に吹流し、真鯉、緋鯉、子供の鯉などを置いて、ひもに等間隔に縛り付けていきます。このときに縛り方に注意しないと、あげてから一匹だけねじれてしまったりして、みっともないことになるのです。
これらのことを地面の上でやらなければならないのですから、ある程度の場所の確保が必要だということは想像に難くないことでしょう。
私の記憶では、鯉のぼりなんていうものは、その地域のお大尽(有力者、資産家)でなければあげなかったように思います(もちろん、年相応の子供がいる、という条件がありますが)。
広い場所と長く太い竹ざお、それはその地域で大きな家屋と広大な山林(田畑)を保有しているということの証明だったのかもしれません。
自分の子供が生まれたときには、高層住宅の窓から小さな鯉のぼりをぶら下げただけでした。それでもなぜかワクワクしたことを覚えています。大きさには関係なく、わが子に丈夫に育って欲しいという、親のシンプルな願いを表現したものだったからでしょう。
ただ、このときの真鯉はまことに浮気性で、ビル風に吹き飛ばされては何度もどこかに飛んでいってしまうのでした。まあ、こういうところはまねして欲しくはないですね。