五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

都会の鯉のぼり

2005年04月07日 | 日々のつれづれに
都会で、竹ざおにくくりつけられた鯉のぼりを見なくなって久しいですね。
電線などに引っかかってしまうと危険、という理由もあると思いますが、鯉のぼりをあげるだけの広いスペースがなくなってしまったことが原因なんでしょう。

一度鯉のぼりをあげたことのある人ならばわかると思いますが、大きな鯉のぼりをあげるためには、その竹ざおを横たえておくだけの広い(長い?)スペースが必要なのです。

一度だけ手伝っただけなのですが、竹ざおにひもを取り付け、その横に吹流し、真鯉、緋鯉、子供の鯉などを置いて、ひもに等間隔に縛り付けていきます。このときに縛り方に注意しないと、あげてから一匹だけねじれてしまったりして、みっともないことになるのです。
これらのことを地面の上でやらなければならないのですから、ある程度の場所の確保が必要だということは想像に難くないことでしょう。

私の記憶では、鯉のぼりなんていうものは、その地域のお大尽(有力者、資産家)でなければあげなかったように思います(もちろん、年相応の子供がいる、という条件がありますが)。
広い場所と長く太い竹ざお、それはその地域で大きな家屋と広大な山林(田畑)を保有しているということの証明だったのかもしれません。

自分の子供が生まれたときには、高層住宅の窓から小さな鯉のぼりをぶら下げただけでした。それでもなぜかワクワクしたことを覚えています。大きさには関係なく、わが子に丈夫に育って欲しいという、親のシンプルな願いを表現したものだったからでしょう。

ただ、このときの真鯉はまことに浮気性で、ビル風に吹き飛ばされては何度もどこかに飛んでいってしまうのでした。まあ、こういうところはまねして欲しくはないですね。
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一句ひねろう:花曇り

2005年04月07日 | 一句ひねろう
桜も一気に開花した東京は、朝から曇り空、涼しげな風が吹いています。
毎朝行き交う近くの女子高の生徒たちの顔ぶれがいつもと違って見えたのは、新学期になったせいではなく、今朝私が少し早く家を出たからなのでしょうか。

吉祥寺駅から会社に向かう水道通りを歩いていると、どこから飛んできたものか、桜の花びらが数枚、私を追い越していきました。
今年の桜は急に花開いた分、散るのも早いかも知れませんね。

■女校生の 群れ過ぎ行きて 花曇り

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老後の生活資金

2005年04月07日 | 日々のつれづれに
今日、たまたま新聞を読んでいたら、けっこうショッキングな記事が目に留まりました。
それは、「定年退職してから死ぬまでにいったいいくらの"老後資金"が必要なのか自分はそれを確保できるのか」というものでした。

『生命保険文化センターによると、老後の最低生活費は夫婦2人で月24万円、ゆとりのある生活費は月35万円という。《中略》平均余命到達までに9500万円の出費があるという計算になる。
それに対し、老後の収入はどうか?
厚生労働省のモデル年金と同額の年金をもらい、かつ会社から平均的な退職金をもらうと仮定すると合計7500万円になる。
とすると、ある程度不自由のない老後の生活に向けて確保しなければならない資金はその不足分の2000万円と算出される。
60歳以降も住宅ローン返済が続く人は、その分を上乗せする必要がある。』

実際に私が年金をもらえるのは61歳からで、また、退職金についても確定拠出型年金に移行したこともあって、その分不確定な部分があり、上記の記事とは少し異なるのですが、老後に不安が残るということでは変わりありません。

それにしても、定年までに2000万円の確保は、生半可のことではないですよね。
コメント (2)
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