大腸カメラ検査の続きです。
検査当日の朝、看護士さんが、えっこらしょと「ニフレック」の水溶液2リットル入りのビニール袋を運んできました。
これを2時間かけて飲む、ということはコップ一杯をおよそ15分かけてゆっくりと飲んでいくことになります。
最初の一杯を口に含む。「むっまずい」生温かい濃いめのスポーツドリンクといった感じでしょうか。
がぶがぶと飲みたいとは思いませんが、でもまあ飲めないシロモノではない感じです。ヴァリウムに比べたら「何だこんなもの」というところ。
ほぼ1リットルくらい飲んだところから便通が始まりました。その都度トイレの呼び出しボタンを押して看護士さんに確認してもらいます。
長い間自分の便を人に見せることなどなかったので、少し気恥ずかしかったのですが、看護士さん達は(呼ぶ度に別の方が確認にくる!)、便器のなかをのぞいて「あっ、もう少しですねぇ」などと極めて事務的に言うのでした。
こうしてトイレ通いを4、5回繰り返すうちに「ニフレック」も飲み終え、便にも固形物が残らなくなったのを確認して点滴が始まりました。(食事中、はないと思いますが、これから食事という方がいたらゴメンナサイ)
最近の点滴薬を吊す移動用の棒(というか台というのかわかりませんが)は、倒れにくく押し易いようにグリップがついていたりします。おまけにキャスターも生意気に5個も付いていて動きもスムーズなんですね。
吊す点滴薬もポリ袋入りが多く、昔のように押すたびにガチャガチャいうことはないようです。
午後3時前、検査室に呼ばれました。急な患者さんが飛び込みであったりしたため、40分くらい待たされましたが、検査台に上ってから全ての検査が終了するまでの時間は20分くらいのものだったでしょうか。
検査台に上がって両ひざを抱えた状態で、目の前に大きなモニタがあり、自分の大腸の中を良く見ようと思っていたのですが、点滴薬の中に注入された薬(痛み止め、あるいは筋肉の緊張を緩めるためのもの?)のおかげで、ぼおっとしている間に終わってしまいました。挿入するときもファイバーカメラが腸の中を動き回る感じもあまりしませんでした。(この当たり、担当医の腕なのでしょうか、ベテランの方だそうで)
検査台を降りた後、大腸の各部を撮影したカラー写真をいただきましたが、特に問題はないとのこと。詳しい話は来週、主治医から伺うことになりますが、まずはヤレヤレといったところです。
【注記】
しばらくの間、検査の状況を何ヶ所かに分かれていて、病院に来ることが出来ない家族・親類向けの内容になっています。