五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

やりきれない事件

2006年01月31日 | 日々のつれづれに
自宅で介護していた認知症の奥さんを絞殺したとして、殺人罪で25日に執行猶予付きの有罪判決を受けた、名古屋市の男性が29日に飛び降り自殺したとのニュースを聞きました。
「死んでしまっては何んにもならない」というのは簡単ですが、ご主人をそこまで追い込んでしまうほど、看護(介護)というのは大変なことなんだろうと思います。

私の母は、祖父・祖母とふたりを十数年看取った挙句、祖母の四十九日の翌週、心筋梗塞を起こして亡くなりました。
生前、寝たきりの祖母の看病をしながら「自分はああいうふうにはなりたくない」と口癖のように言っていましたから、ある意味では思ったとおりの死に方をしたともいえます。

記事のご主人は、奥さんの看病で精も根も尽き果ててしまったのでしょう。人の命を奪ってしまうことは罪であることは承知していますが、止むにやまれぬ事情であったことも確かなようで、判決の前には近所の人たちの減刑の嘆願書が出されたと聞きます。

しかし、やりきれない事件ではあります。
コメント
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