松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

太極刀の短期講習が始まりました

2010-09-10 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
9月の短期套路講習は楊式太極刀です。

刀ははじめてです。
これまで刀に触れる機会は何度かあったにもかかわらず
自分の都合がつかず逃してきてしまいました。
縁がないのかな~と思っていたら
教室の課外枠となる短期套路講習で取り組むこととなり
ようやく実現しました。



練習場所が狭いので、怪我などを避ける意味もあり
竹製の刀を使っているのですが、
それでもやはり剣とは勝手が違います。

剣ほどの繊細な印象はないのですが
その分意識が割合と巡りやすかったらしく
軸のブレや意識の薄い部分などがわかりました。
それでも竹ですからね、軽いし。
単なる錯覚かもしれません。たぶんそうだろうなぁ

36式とはいえ、はじめての套路です。
しかも短期講習なので1回に9動作覚えていく勘定です。
駆け足でとにかく全体の流れの印象を
頭に叩き込むだけで終わってしまいます。
その後は自主練などで復習しつつ
通常練習枠で先生に確認・質問するなどして
じっくりと練っていくことになります。

そのためにもまずは新しい套路を覚えること、
つまりは形(型)の流れの順序を頭に入れてしまうこと。
それから少しずつ要求を満たす質の練習を深めていきます。



ということで、初回はなんだか
よくわからないままに終わったような。
それでも意識の巡りはそこそこでもあったような。
とはいえそれぞれがぶつ切りのように
点で存在してて繋がってはいなかったような。
散漫だったかもなって印象です。

お楽しみは次回以降に期待…かな?



4 コメント

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五行説 (ひろ)
2010-09-25 11:05:45
ブログ拝見しました。
陰陽や五行説の説明が大変分かりやすくて助かります。
天地を司るといわれる五行なんですが。
太極拳、漢方、人相、四柱推命、風水と範囲が広大で困っています。
シンプルで分かりやすい参考書のようなものがあると助かるのですが、無いですかねぇ?
何で学習されてるのでしょうか?
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Unknown (yuehua(月華))
2010-10-08 23:43:11
ひろ様

コメントありがとうございました。
ずっとお返事できず申し訳ございませんでした。

シンプルでわかりやすい参考書をお探しなんですね。
そうですね。
たしかに陰陽五行説に関わる本は
めまいがしそうなくらいありますよね。

私の場合は中医学の基礎(入門書)が中心ですかね。
陰陽も五行も考え方のベースはいたってシンプルなんですよね。
ただそれが実際の自然界では入れ子のように複合してるので
具体的な象(現象)について考えていくと
とたんに訳がわからなくなって混乱しやすいですね


最初におさえるべきは
すべては同時に陰陽両方の性質をもっていること。
自らだけで陰的陽的どちらか一方に偏ることはないこと。
相対するものが必ずあってこその関係性ですから
まずは対象となる両者の存在を把握することでしょうか。

ことばにするとやたら難しいですよね。
観念的というのか。

結局は自然界の規則性に気がついて
そこから導き出してきたものですから
初めに理論ありきではなく
理論は後から導き出されてきたものですよね。

だからたとえば「上手く説明はできないんだけど
そうなるんだよね」みたいなことってあるよねと
すんなりと認められるかどうか。

たしかに東洋的な考え方は西洋的な考え方とは違うので
現代教育のもとで教えられた考え方では
なかなか理解しづらいと思います。
それでも学ぶ価値はあると私は思ってるんですけども。

なんかお答えになってないですね。
すみませんです。




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頭でっかち (ひろ)
2010-10-09 10:42:50
ご回答ありがとうございます

確かに自然界がさきで理論はあとですね
考えるな感じろということですね

奥が深いんですよね
私が理解できるまで何十年かかるんだ....
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頭もからだの一部です (yuehua(月華))
2010-10-09 19:15:28
ひろ様

考えるな感じろ…『燃えよドラゴン』の中で
ブルース・リーが少年に諭している時の一節ですね。
なつかしい♪


おそらくは考えることが悪いというのではなくて
考えるなら頭だけじゃなくって
もっともっと身体全部で考えろってことなのかなって思います。

昔の東洋人は東洋的な思想に必要な素養を
文化として自然に身につけていたんだと思います。
しかし私達はそのような素養を
身につけたり日頃から接する機会がないままに
今日まできてしまってます。

昔の人達には当然のことだった概念でも
現代の私達にはさっぱり分らない。
だから昔の人に比べたら
私達の方がものすごく苦労してるんだと思います。

「感じろっていわれてもなぁ…
何を感じていいのか分んないんだけど」

やたら戸惑うばかりですよね(笑)
でも、よーく心の底をのぞいてみれば
何となくですけど
「たしかにそうかもしれないなぁ」って
感じてる気もしたり。
たぶんそれが東洋的考え方の種みたいなものかなって。
それを何とかじっくりと育てていけば
もしかするとある時「これかな!?」って
思えるときがくるのかも。

私もその時がくることを信じて
わかろうがわかるまいが
時間をみては本を開いてながめてみてます。
あきらめちゃったら
そこで終わっちゃいますからね。

ひろさんや私に限らず
こうして戸惑いながらも取り組んでいらっしゃる方って
少なくないのではないかしら。
何十年かかってもいいじゃないですか。
自分のための学びですから
納期や締切があるわけでもないですしね(笑)
のんびりとやってゆきましょう

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