ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

暫定税率撤廃で、石油業界には何が起こるのか?

2008年03月18日 08時12分02秒 | Weblog
一般的には「そんな事が起こるはずがない」と思われてきた揮発油税の暫定税率撤廃問題。

事実、石油業界の一部掲示板などでは「撤廃はない」との楽観的な見解の方が多かったようですが、ここにきて販売業界の不安は急速に高まっています。

店頭POSの税率設定プログラムの変更など具体的な対応も必要になりそうです。

現実的には流通に関する課題が一番問題になるはずです。
系列流通と業転玉の流通に関してどのような現象が発生するのかは未だ不明ですが、
従来前提としてあってはならない業転流通はかなり締まりますから混乱をきたすことになるはずです。

ガソリンに関しては当面、系列優先供給が前提となり業転玉が薄くなることで、系列回帰の様相が強まる事が予想されます。

元売り販社系の大手業者やスーパーディラーと中小の独立系ディーラーの企業間格差が一層拡大することになるのかも知れません。

物理的な要因で発生する流通の混乱については現在予想されているローリー配送体制などの問題ですが、これも系列車両優先となりそうです。

あくまでも「暫定税率撤廃」ということなのですが、その後、不足した税収財源をいつ25円再び課税するかどうかということでしょう。
消費者心理としては一度下がった税金を再び課税するということになりますから、心理的には微妙ですね、選挙対策などもあり与党としては非常に難しい問題となっているようです。

もはやSSビジネスは目先の業転市況情報で右往左往する段階ではなくなったようです。大局の流れを大きく見極めて経営展開を工夫しなければなりません。

原油価格の高止まり、世界的な景気後退の中で今までとは異なる経営スタンスが求められているようです。
当然淘汰の波も今まで以上に大きくなってくるはずです。

安易な掲示板情報などに流されることなく、ここは確固とした経営姿勢が求められています。
落ち着いて、冷静に対応しましょう。

「朝めし前」の一仕事。 

2008年03月18日 03時54分20秒 | Weblog
お酒の弱い私はほとんど晩酌もしなかったのですが、最近では夕食前にウイスキーの水割り一杯か缶ビール一本を飲みます。

私にとってアルコールは睡眠薬のようなもので飲んだらすぐに眠くなり9時頃には寝てしまうという生活パターンが定着しており、朝は3時半から4時には起床して仕事をしています。

よく、そんな仕事は「朝めし前」だなんて言いますが、まさに朝めし前に4時間ほどは一番ハードな仕事をしているわけです。
普通でしたら、9時から業務を開始して昼までに3時間の就業時間ですから私の場合には朝だけでも通常のビジネスマンの午前中の仕事をすでに消化してしまっているわけです。

こんな生活パターンが約10年も続いていますが、最近では少し体力が落ちてきたのかさすがに昼頃には眠くなります。
ですから、お昼を食べると長い時には二時間程度は会社内で昼寝タイム。
とても熟睡できるわけではありませんが、リフレッシュには最高です。

古い社員のA君などはこんな私の生活パターンを知っていますのでよく理解していますが、なにも知らない社員から見たら相当不埒な経営者のように見えるはずです。

意外と困るのは、出張時のタイムスケジュールです。
午後一時からのプレゼンテーションなどの場合、私にとっては一番眠い時間帯なのです。A君などはお昼を食べると居眠り運転防止のため絶対に私に車の運転をさせません。

最近テレビを観ていたらITビジネスでは朝型の経営者が増えているようです。
確かに酒を飲んで夜更かししていたらこの仕事では体力が持ちません。
意外と体力が必要なビジネスなのです。

「心・技・体」の充実が絶対に必要なタフな仕事です。

さて、昨日は円高で一時は為替が95円台。株価も大幅下落。
一部信用金庫などではサブプライムローンの影響で大幅赤字が表面化して資本注入も開始されるらしい。
アメリカ発の本格的なリセッションの導火線に火がついたようです。

原油高と為替の激動。
日本の石油業界は来月からの揮発油税暫定税率撤廃に向かって、ブレーキの壊れた大型ダンプカーのように大暴走を開始しています。

これから、どんなことが起こるのか?

朝飯前の一仕事をしながら、いろいろと考えています。


嵐の前の静けさ

2008年03月17日 05時37分00秒 | Weblog
揮発油暫定税率が撤廃された場合、流通の現場ではどのような現象が発生することになるのか巷間ではいろいろと意見沸騰ですが、細部については依然として明確になっていないようです。
一番の問題はすでに市場に出荷されている課税済み商品(ガソリン)に関する取り扱い。

意外と面倒なのが、軽油税ということになりそうです。
軽油税はガソリンと異なり特約店と販売店では税の取り扱いが異なるからです。
納税窓口も各都道府県ですから若干の温度差があります。

一部では、地方財政に直接影響するのは揮発油税よりも「軽油税」だという方も多いわけです。

軽油については特約店在庫は「未課税」、販売店(サブ店)在庫は「課税済み」ということですが、消費者から見たら、同じガソリンスタンドですから格差はないはずです。

まあ、当日までに何らかの対応が図られるはずですが、それにしても全国一斉に在庫調査や税金の還付作業などが発生するとしたら販売業者も役所もかなり繁忙な業務を強いられそうです。

販売業者や消費者による流通段階での動きもどうなる事やら、まさか、「玉切れ」は発生しないでしょうが月末の出荷調整やら月初の配送体制の課題なども想定する必要がありそうです。
これから月末にかけては流通在庫が極端に減少して、月初から一気に激しく動くことになるとしたら流通は混乱するかもしれません。

一部で懸念されている、「キャッシュフロー格差」の問題はどうなるのでしょう。
25円も下がった販売価格の回収資金で以前の商品代金を決済することになりますからかなりの「資金ギャップ」が発生し運転資金が不足する事も予想されます。

3月は期末です。
サブプライム問題が地銀や信用金庫などにも大きな影響を及ぼすと予想されている現在ではいかにもタイミングが悪すぎるような気もします。

それにしても、日本の政治不在を感じます。
日銀総裁人事などがこれほどの大きな問題と混乱を誘発するとは・・・、国民や石油業界にとっても大きな迷惑なのですが、本当に困ったものですね。

これで、石油業界の零細業者は一層淘汰されることになるのでしょう。
データによると年商5億円から10億円規模の販売業者は厳しい経営を強いられることになるようです。今までも売上高のかなりの比率を税金が占めていた訳で、それだけでも他の業種よりもハンディキャップがあったわけです。税金を差し引いた実質の売上高を見たらガソリンスタンドの業態は意外と小さい経営規模なのです。

ここにきて改めて非課税商品である「灯油」の販売メリットが浮き彫りになっています。やはり資金効率が違いますね、現段階にいたって灯油ビジネスが貴重です。

大手企業では、直売システムの見直しが進行しています。
やはり、石油ビジネスでは「流通管理」が生命線です。

揮発油税制論議

2008年03月15日 06時41分33秒 | Weblog
原油は上がる。
販売価格も当然上がる。

消費者はガソリンが25円下がって欲しい。

政権与党は国家財政困窮の折、少しでも財源が減少したら困る。
だから、道路だけでなく色々に使える一般財源にしたい。

それでも野党は値下げで庶民の目先の支持を得たい。

やはり、あくまでも「暫定」の税制なのだから廃止すべきだ。

役人は、泥棒猫のように揮発油税を「つまみ食い」ばかり。

それでも、国交大臣は「一般の会社でも社員旅行はするでしょう」なんて馬鹿な事を言っている。

一般の会社で働く社員は給与も上がらず自腹でつつましく社員旅行。
悪徳役人は税金をつまみ食いして一泊で9万円以上もかかる泥棒旅行。

副大臣はホームページで暫定税率撤廃を主張しながら、予算委員会では反対。しかもバカバカしい言い訳で予算委員会出席停止。本当に大衆迎合主義の馬鹿議員。

販売業者にとって、石油税制論議が活発になる事は販売価格の適正化にどのような影響を与えるのか注目です。
しかし、この混乱は迷惑な話です。

このままいけば4月から値下げになるのかも知れません。
しかし、どうもこのままいくはずもないような気がしています。
ウルトラCの隠し技で、やはり暫定税率維持となる可能性もあります。

全く困った、日本国の政治です。

政治家も、役人も腐っています。




北国の遅い春

2008年03月14日 06時40分22秒 | Weblog
昨日から青森、秋田の北東北を巡回。
北国の春は遅くて、野山はまだ雪に包まれています。
お陰で花粉症は影をひそめて鼻も目も快調です。

昨晩は「雪ん子」の古いユーザー様と再会して一献傾けながら今後のビジネス展開について意見交換。
彼は、私と同年齢で数年前にセルフSSを開設する際に意見を求められました。

今シーズンの灯油ビジネスは配送に限りかなり拡販しました。
値取りも順調。セルフSSは拡販しても意外と苦戦中です。

今日は、直売システムのプレゼンテーションです。
春は遅くてもビジネスは暑く燃えている北国の春なのです。

春・欄満

2008年03月13日 10時26分23秒 | Weblog
花粉症を早く超越して、満開の桜の木の下を散歩したいものです。
今日から気分を変えて、春・欄満のイメージでいきましょう。

桜吹雪の中を一直線で駆け抜ける・・・・
俺達の春がもうすぐに来ます。

サライの歌のように、
いつか帰る、きっと帰る、心の故郷へ

夢に向かって、一直線!

チョット永かった人生の冬でしたが、
もうすぐそこにきている、春がとても大好きです。

まさに、「男の花道」に向かって進みます。

灯油ビジネスに関するコメント

2008年03月13日 08時46分21秒 | Weblog
油業報知新聞3月12日。
灯油ビジネスに関する私のコメントが掲載されています。

お手元にございましたら、ご覧ください。

石油業界は大きな曲がり角に立ちいたりました。
業界人でさえ予測もしなかった「揮発油税暫定税率問題」の急浮上。

私自身。全国津々浦々の販売業者の方と毎日面談して、
現在の石油業界の課題に取り組んでいます。
これからもがんばります。

いよいよ「ガソリン1リットル25円値下げ」が、現実味・・?

2008年03月13日 06時02分32秒 | Weblog
揮発油税暫定税率撤廃問題は「大山鳴動してネズミ一匹」かと思われていましたが、ここにきて「揮発油税25円値下げ」が再度現実味を帯びてきました。

まるで、私の花粉症のようです。
最近、ようやく花粉症が収まったと喜んでいたら昨日あたりから再び大変な事になりまして苦しんでいます。

昨日は近くの薬局で花粉用のマスクに、目薬、鼻の塗り薬とブリーズライトで完全装備をして今日からシャープの要請で東北遠征です。

昨日は中部地方でしたので結構花粉がひどかったのですが、今日からは北国ですから幾分よいかも知れません。

揮発油税、暫定税率の問題は与野党が年度内に修正合意すれば期限切れは避けられますが、どうも与党内での法案修正が困難なのに加え、日銀総裁人事のあおりで与野党協議自体が成立しにくくなって来たようで、再び油断できない状況になってきました。

WTI原油価格は110㌦。さらに上昇という観測も強まっています。
米㌦の下落や景気動向も怪しい状況となってきました。

日本の石油業界などはまるで大海に浮かぶ枯れ葉のようなもので激動する原油価格のなかで空しく漂っています、石油ビジネスは商売そのものを考え直す時期です。

石油製品は競って安売りをするような商品ではなくなってくるはずです。

もはや、安い業転玉を拾い集めて安売りで拡販などという時代ではなくなるはずです。

消費者ニーズに沿った基本に忠実なビジネスフォームが強くなるはずです。
SSの価格戦略なんてものは「看板上げればいつでも対応できる」という安易な考え方は自らの首を絞める危険な考え方です。

これからしばらくの時代は急激な価格上昇を前提にしての販売戦略がポイントになります。決して地域安売りだれの競合他社との価格競争だけに視野を奪われることなく落ち着いた対応が大切ですね、私が全国を巡回してみて、最近では「安売り型SS」の淘汰が目立ちます。
これだけ、原価でプッシュされれば厳しい状況になるのは当然です。

さらに、揮発油税制の問題が追い打ちをかけることになると、大変なことが起こります。

最近大手企業からの「軽油税申告」に関するオファーが増えてきまして、対応が大変です。

しばらくは、忙しくなりそうです。

ハクション!!!

今日も花粉がひどいようです。
それでは、行ってきます。

花粉症が治ったのかな

2008年03月08日 11時27分34秒 | Weblog
今年は花粉が多く飛ぶということで重度の花粉症の自分としては心配していますが、今のところ鼻水もクシャミも目の痒みもなくて順調です。

花粉症は時期が来れば治るという人もいますが、自分も本当に治ったとしたら嬉しいことです。

おかげで仕事も進みそうです。

世界的な景気動向が低迷する事になりそうで、一時的に盛り返していた株価も大変なことになっています。週明けの東京マーケットに注目。

運動不足気味ですから、明日はゴルフにでも出かけましょう。
先週はハーフだけカートを使用せずにすべて歩いてみました。
今週はラウンドすべてを歩いてみようと思っています。

なせば成る!

2008年03月07日 08時50分24秒 | Weblog
何事も一生懸命に頑張れば何とかなるものです。
「石の上にも三年」とか言いますが、

石油システムに取り組んで25年も経ちました。
人マネが嫌いなので、灯油配送システム、軽油税納税の自動化システム、
そして、今回は石油流通とゴルフビジネスに関する本格的な基幹統合系ソリューションを完成させ稼働させています。

ここ数年を振り返れば、売上収益のすべてを開発費に投入するような厳しい経営環境の中でよく頑張ったものです。
「開発貧乏」とはよく言ったものですが、それでも最近はようやく落ち着いて仕事に取り組めます。

毎年、春になるとモチベーションが上がって「ヤル気」がでてきます。
ネコと同じで発情期なのかもしれません・・・?
まだまだ若さで一杯です。

ところで、新しいカタログやシステムの資料が完成いたしました。
暫時、送付させていただきますので、ご笑納ください。

今日もがんばります。