その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋探偵(ほうろく)

2013-04-22 14:18:46 | 夢屋探偵

「名物に美味いもの無し」などと申しますが、本日は福島県三春町の名物「ほうろく焼き」であります。我が在所では、掘立小屋のことを『ぼうろく』=「ぼろ小屋」と呼びますので、『第2サティアン』などは、『ぼうろく』の代表格でありますけれど、あくまで「ほうろく」…「焙烙」焼きなのであります。「焙烙」とは、ゴマやギンナンなどを炒る器でありますから、「ほうろく焼き」は文字通り、「焙烙」で焼いた物。三春の「ほうろく焼き」は三角の厚めの油揚げの中に、長ネギの小口切りしたものを詰めて焼いた物…春の味覚として、ふきのとう味噌が塗ってありました^^;
お膳仕立てで「そば」か「そうめん」が選べるんですけれど、何だかなぁ…ゴソゴソした食感で私にはイマイチ。友人に教えられたパターンで、薄めの油揚げを焼いて刻み納豆やネギをのせてアツアツの内に食べる「酒の肴」もあるんですが、私は「お揚げ」はシットリ系が好きですな…。
ちなみに、ホテルの食事処の「御膳」は、ご飯に小鉢、湯葉、味噌汁(豚汁?)に、そばと香の物ですから、婦女子にはちょっとばかり量が多いようであります。何たって、ご丁寧に折箱と袋が準備してあるので、結構なお客様が持て余してお土産にしているのかも…郷土料理などというと、やはりご当地の方々が美味しいと絶賛されても、よそ者からするとあまりねぇ…などというものが良くある話で、お世辞に「美味しいです。」などと褒めようものなら、「もうひとつ召し上がれ!」なんてことになってします。ここは、話のタネ程度にしておきましょう^^; いやいや、味覚などというものは、ひとそれぞれでありますから、美味しいと思う方も当然いらっしゃるだろう。そう願って、名物に合掌^^;

コメント
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