今年は、雨が多い!その中でも、果敢に月をみつけたところをまずは公開しま~す。前回の「2017年10月の惑星」の時には8月24日から9月14日までの17枚の月ひと巡りの写真を公開しましたので、今回はその後の9月後半から10月前半の公開になります。
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結構見えていましたね。自分でも驚きです。このあと、現在は次の巡りが10月20日から始まり、11月4日が満月。さて、ご覧のように、雨に祟られて満月後の月のアップが少なくなってしまっていますが、それでも14日お月様をみることができました。雨が多いと私と同じ感想を持った方は、予想より月が見えていたことに驚かれたのではないでしょうか。
月も幸せの青い鳥と一緒で、探そうとしないとすぐそばの空で見えているのに見えないモノなのです。月を見ていると、いつも自分のそばにいる「青い鳥」についても、しっかり見ようという姿勢が身についてくるように思います。あなたも、是非お月見とこれからご説明する惑星観察を生活の中に取り入れてみて下さい。きっと、しばらくすると自分が幸せ探しも上手になってきたなと感じる時がやってきますよ!
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さて、ここからはちょっと久しぶりに、「どうして今月の惑星をこうして紹介しているか」について説明したいと思います。
(いつもこのページを見て下さっている方は、ご存知のことばかりなので、上と同じ・・・・があるところまで、飛ばして読んで下さ~い)
星の本、星座の話、星座早見表。私が大人になってもっていた星のイメージは星がいつも同じ静かに空を星がいつも変わらずに輝いているイメージでした。季節によって見える星は地球の公転のために変化しますが、オリオン座の横にはいつも全天で1番明るい星シリウスを含む冬の大三角が揺るぎなくそこにいて、夏には七夕の主人公彦星と織姫の星と白鳥座のデネブが輝きます。星座早見表をぐるぐる回せば、見上げた空の星が分かる。そう感じてきました。
ところが、地球の反対側に6年住んだ経験と、主人の単身赴任先の長崎へ往復の生活経験が、地球と天体の不思議を私に体感させてくれました。そして、空を見上げると星座にない目立つ明るい星が夜空を自由に動きまわっていることに気づきました。星座の間を遊ぶ遊び星、人を惑われる「惑星」です。
太陽にまとわりつくような変わった動きの金星と水星(内惑星)。太陽とは無関係のようにさらに自由に夜空を動き、行ったり来たりのジグザグな動きをしてみせる火星・木星・土星(外惑星)。その複雑な動きは勿論星座早見表には書き込まれていません。星座表にない明るい星をみつけたら惑星であることが多いのですが、その事実すらよく知らなかった私は、プラネタリウムに通ったりする内にどんどんその魅力にはまりました。
そして、「その1番地球に近いところを回っている惑星の魅力について、もっと多くの人に知ってほしい!」惑星の近さといえば、例えば水・金・地・火・木・土星*の中で地球から1番遠い土星でも最大離れても約15億Km、1番近い星(太陽以外の恒星)・プロキシマ・ケンタウリでも約4光年。単位がまったく違って、地球に光が届くのに4年! 惑星は私たちのすぐそばを回るまさに兄弟星を、もっと皆で楽しむために、この惑星記事を月初に書き始めました。
*惑星は勿論もっと天王星、海王星もありますが、ここでは望遠鏡など使わずに気軽に肉眼で見える惑星のみ扱っています。
今はIT技術の進歩で携帯やアプリで簡単に動く惑星の位置を確認できるようになったのも味方してくれました。私は「星座表」という無料アプリと、PCでは国立天文台の「今日のほしぞら」を使って惑星の動きを確認しています。このブログでも「今日のほしぞら」の画面はよく参照に使わせて頂いています。便利です。
はい、これで解説はおしまいです。
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いつものように今月の惑星についてお伝えしましょう!
水星:今月下旬の特に24日前後は水星が太陽から一生懸命離れて夕方の日没後の西空低くですが姿をみせてくれそうですが、条件があまり良くないので肉眼は勿論、双眼鏡でも期待うすです。諦めましょう。
金星:明けの明星として朝の東空に太陽に先駆けて上っているのですが、太陽に近くて見づらいと思いますも見られます。
*(重要な追伸)11月12日に私がよくお邪魔するyoutubeのooopppqqq164さんが早朝の木星と金星が夜明け前に上ってくる様子をココにアップして下さっていました。「見づらいと思います」を修正します。特に、13日~17日にかけて、月が火星に近づき、さらにこの木星と金星にも近づいてきます!!! 17日は素敵な金星、木星、月のコラボが見られそうです。詳細は、今日のブログに図入りで載せましたので、それを読んでしっかり楽しんで下さい!
火星:今は距離があるので明るくありませんが、日の出前の東空でみられるかもしれません。細い朝の月が、11月15日前後にはいるので、月を手掛かりにすれば見つかるかもしれません。双眼鏡があった方が確実です。
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この前後の日の様子を知りたい方や、地域が東京付近でない方は、国立天文台「今日のほしぞら」で入力すれば簡単に情報がえられますよ!
木星:11月下旬からは、金星より先に上ってくるようになり、その分やや見やすくはなりますが、それでも火星より後に出てきます。12月には木星は火星にどんどん近づいて火星より太陽から離れて来年はさらに見やすくなるので、慌てないで待ちましょう。
土星:夕方の西空低くにいて、太陽を追いかけるように沈んでしまいます。実は、これまでずっと見頃だったのですが、太陽に近づい見づらくなっている時期なんです。11月始めなら日没5時半、土星が沈むのが夜7時過ぎなのでタイミングを計るのが難しいですが、暗くなってすぐがチャンスです!
明るい木星、金星は朝にいて位置が太陽に近い。火星が早起きの方にどうにか見て頂けるかって感じで、よく考えると惑星観察には今月はあまり向いていないようですね。でも、惑星が遊んで惑わせていることを感じて頂けたでしょうか?
という訳で、今月は惑星ではなく、天気が晴れたら是非お月様を楽しんでみて下さいませ~。
*追伸:金星のところでも書きましたが、金星と木星が低いですがちゃんと見えることが分かりました。今もう見えているので、明朝(13日)から17日にかけては特に木星と金星の位置の交代や、月が火星や金星、木星に近づいてくるので楽しみましょう!!!詳細はココから。